2008年11月の小ネタ
麻雀放浪記
阿佐田哲也「麻雀放浪記(一)青春編」(amazon) を Amazon で買った。阿佐田哲也の他の本はいくつか読んだことがあったのだけど、 肝心要のこれは、実はまだ読んだことがなかったのだ。
届いたので読んだ。一晩で読んでしまった。当然、続きが読みたくなったので、 職場からの帰り、家の近くの本屋に足を運び「あ」の棚を探した。 そこには、麻雀放浪記の(二)から最終巻の(四)までが一冊づつ並んでいた。 その三冊を買って帰った。
実生活でも麻雀の実戦においても、偽の因果関係なぞ一顧だにしない僕でも、 阿佐田哲也の小説を読んだ後だと、ついこれも何かの因縁かと想像を巡らせる。 きっと今日の早い時間、僕がこの店にくる前、 こないだまでの僕と同じように麻雀放浪記にまだ手を出していなかった奴が、 軽い気持ちで一巻を買っていったに違いない。 そしてこれを書いている今、本を置くこともできず、 眠気と闘いながら読み進める自分を徹夜で目を光らせながら牌を打つ主人公達と重ねつつ、 活字を追っているのだろう。そして朝になったら、遅刻の言い訳を考えながら、 開店直後のあの本屋の、一巻があった棚に突き進んでいくだろう。 昨晩は横目で見ていた残りの三巻を手に入れるために。
そしてその三巻は僕の元にある。へへっ、悪いね。
最近の買い物の傾向
「Wii Music」(amazon) 買いました。パッケージの封を開けて軽く説明書を読むところまではしたものの、 まだ遊んでない。
「Little Big Planet」(amazon) も買ってますが、こちらに至っては遊んでない・封も切ってないどころか、 PLAYSTATION 3 すらまだ持ってない。
かろうじて、Nintendo DSi (amazon) と「歩いてわかる 生活リズムDS」(amazon) は、開封して使ってみているのだが、DSi の方はまだ新機能を使いこなしたアプリケーションがないので現時点ではただの DS Lite (ただし WiFi が WPA-PSK 対応してる…といっても旧 DS 用アプリケーションでは意味がないようだが) だし、 生活リズムの方は万歩計が標準で2個同梱なのは何の嫌がらせか。
Ubuntu intrepid にアップデート
普段使いの ThinkPad X300 には Ubuntu を amd64 で入れている。 先日 Ubuntu 8.10 (intrepid) がリリースされたのに合わせて X300 もアップデートしたのだが、微妙に不安定だなと思っていたら、 あろうことか、これまで使っていた JAIST の intrepid が最新のものに更新されていなかった。 慌ててダウンロード先を変更してまた全体をアップデートしたら、 今度はすこぶる好調。やれやれ、色んな罠があるものだ。
なお、今確認してみたら、JAIST のミラーも最新のものに更新された模様。
ところで、"interpid" じゃなくて "intrepid" だったって、知ってました? このネタ書くまで気がつかなかったよ。
偉くなる条件
激務が続いております。WISS の実行委員、 インタラクション のインタラクティブ発表プログラム委員長、 ACE の実行委員と、 それなりに忙しい仕事がたてこんでいるため、かなり疲弊しています。 WISS の会期中はだいぶ朦朧としてたし。だいたい、明日から始まる ICAT なんてもともと関係ないのにいつの間にか巻き込まれてるし…。 いやこれは断わらなかった私の失敗ですが。
ところで ICAT の前日準備なんかでも、あの ARToolKit の加藤先生が嬉々として当日配布するプログラムの紙折りの作業に参加していたりした訳ですが、 こういう委員会仕事をついつい引き受けちゃう人ってのは損をするようにできているんだなぁ。 ARToolKit も、加藤先生が作ったものだってことを知らない人も多いもんね。 名を馳せて偉くなりたいと思ったら、どんなに周囲に恨まれようとも、 自分のやりたい事だけに集中してないと駄目なんだろうな。
ただ、やりたい事だけに集中していただくのは別に構いませんが、 安請け合いするのに労力を提供しないってのは勘弁して欲しいです。
あこがれのポートピア
26〜28日は WISS 2008 で、ポートピアに行っていました。僕等の年代には「ポートピア連続殺人事件」 で有名なあのポートピアです。同世代からちょっと上の連中と、 懐しい話でつい盛り上がってしまった。港で耕造の甥と会うときの暗号が、 PC-8801版だと○○でMSX版だと××だ、とか、港からは観覧車が見えた筈だからこの場所のこのアングルだ、とか。 来年の WISS はぜひオホーツクで、次に軽井沢でやりたいね、なんてことも。 聖地めぐりですか。
ところで僕は小学生の頃にMSX版をやっていたのだけど、 このゲームを実に情けない方法でクリアしている。 ゲームはほとんど終盤、蝶のアザのある人間を探し出せばいい、というところまで来て、 実はその段階でまだ犯人の見当がついておらず、 とりあえず思いついた順に調べようと思って誰だったかを呼び出し、 「フクヲ ヌゲ」とコマンドを入力したらそいつじゃなくて別の人が脱いじゃって、 それが真犯人だということが露呈してあっけなくゲームがクリアになってしまったのだった。