2005年4月の小ネタ
2日 ![[id]](/img/id.png)
都内某所でProcessingの作者を迎えてのパーティーがあったので、 EffecTV on Processing のデモを抱えて出席。
パーティーでは Processing の最新版(未公開)のデモを含む様々なデモがあり (Processing と直接関係ないものも多かったけど)、とても刺激的だった。開発中の Processing では、コードを複数のファイルに分割できたり、ライブラリの import が可能になっていたりと、モジュール化の便を図る機能が目玉みたい。こうなると、Processing 用のライブラリを提供しやすくなりますなぁ。 Casey と Ben は「2週間程したら公開するよ」と言っていたので、もうちょっと待ちましょう。あれ、Linux 版でのビデオ入力のサポートの仕事を振られたみたい??
3日 ![[id]](/img/id.png)

これは何かというと Cube Root というところの製品で、ビルの形をした、つまりは時計なのである。どうやって読むのかというと、もちろん窓の明かりの灯いている・灯いていないで現在時刻がわかるのである。といっても、数字の形が浮き出る訳ではない (そもそもそんなに表示は細かくない)。どうなっているかというと、灯いている窓の個数が、その桁の数を表すのだ。この写真でいえば、一番上の3個が「時」の上一桁を表わし、その下の9個が「時」の下一桁を表わしている。同様に、その下の6個の窓と9個の窓とで、「分」を表わすのだ。写真では「12時34分」を表わしているのが、おわかりいただけるだろうか。
面白いのは、数の表わし方は一意ではないので、例えば9個の窓を使って「2」を表わすには、 9x8/2=36通りある。このパターンが4秒置きに変化していくので、同じ「12時34分」を表わすにしても、 27万通りのパターンがあることになる。
実際に使ってみると、これがホントいい雰囲気。ちなみに上の写真での時刻は、「12時27分」と読む訳です。見た目が刻々と変化するのも電飾として面白い。一目で現在時刻を判断できるようになるまでちょっと時間がかかりそうだけど、しばらく使い続けてみよう…。
と思ったらですね、一夜明けてみたら、なんと2時間も遅れやがるんですよ。 12時間で2時間。1時間が72分かかる計算。なんじゃこりゃ。時計としてまったく役に立たんじゃないか。いったいどんな構造をしているんだと蓋を開けてみたら、その理由が一目瞭然。
PIC マイコン一個で全てを制御しているのだが、クロックの供給も PIC 内部にビルトインされているものを使っているのだ。 PIC マイコンのクロック精度なんてまったく保証されていないんだから、そんなものに頼った設計するなよなー。このままただの電飾にするには惜しいのだが、後付けで外部クロックを供給してやったら、直るだろうか。
9日 ![[id]](/img/id.png)
ThinkPad の HDD を新しいものに移行。ここしばらくその下準備および実験をしていたのだが、 T41 だと Winodws XP のリカバリ領域のコピーが大変。いろいろ情報を集めて何とかその手法を確立した。ポイントは、最初にパーティションを切る段階で、PreDesktop Area が格納されるべき領域を含んだパーティションを作ってしまうと起動段階で 1810 エラーが起きてしまうので、そこを避けなければいけないということ。
HDD の容量は 20GB 増えて 80GB に。古い HDD は、使っていなかった X23 に移したいのだが、また Windows XP のリカバリ領域の管理が T41 とはまた違った方法なので面倒。しばらくしてから挑戦しよう。
10日 ![[id]](/img/id.png)
映像協力をした、YAMAHA エレクトーンのライブを観てきた。 10〜18歳の女の子達が一人づつ弾く発表会形式。が、関東甲信越のエレクトーン教室からオーディションで選ばれた精鋭が、STAGEA というエレクトーンの最高位モデルを弾くとあって、その演奏技術はちょっと尋常じゃない。二段鍵盤に加えて足弾き鍵盤にペダル二個を、それこそ両手両足をフル活用して弾きまくるのだ。メロディー・コード・ベースラインを全部一人でまかなうので、さながらワンマンバンドのよう。
ライブとしてはあまり面白いものではなかったけど、エレクトーンを徹底的に使い倒す彼女達の姿を観て、インターフェース研究者としては大変勇気づけられた。いや、どんな複雑なインターフェースであっても、それを使いこなしちゃう人ってのは現れるものなんだなぁ…ということに。
17日 ![[id]](/img/id.png)
X23 の HDD 換装は結局、三日がかりの大手間だった。日立IBM の 60GB の HDD が、
DOS 及び Windows からは何故か 53GB 程度にしか見えておらず、これを何とかしようとして四苦八苦したのだが、最終的には諦めた。未だに原因は不明。BIOS もアップデートしたりしたんだがなぁ。
19日 ![[id]](/img/id.png)
大学で、研究室で持っている一室の天井にプロジェクターを天吊りしようと、ここ数日奮闘中。純正の天吊り金具は一組5万円近くするので、東急ハンズで部材を買い集めて組み立ててみた。いまのところ二組で2万円弱。強度的にはまったく見劣りしないものが出来上がったものの、頭上に 8kg 近い物体がぶら下がっている環境は学生さん達にはちょっと不評。昔のプロジェクターの再利用なんて考えないで、新しいのに買い換えた方が早かったかな。とはいえ、天吊り金具代すらケチっている状態ではそれもそう簡単ではないのよ。
23日 ![[id]](/img/id.png)
渋谷サイクロンで、Skunkrice のライブ。なんだかえらく格好良かったですよ!! 久しぶりのライブのおかげで、耳がちょっとおかしくなった。そういえば昔ライブハウスやクラブでの仕事の時は耳栓をしていたな。
25日 ![[id]](/img/id.png)
ここ最近、やっと届いた Nintendo DS 用ソフト「PAC-PIX」(amazon) をずっとやっている。最初にこのソフトの広告を見たときは、「自分で描いたパックマンが動くだけの、ラクガキ王国のしょぼい版みたいなのかも」と思ってしまった。最初のうちは自分が描いたものがそのまま動く面白さがあっても、すぐに新鮮さは薄れて、単調なゲーム展開に飽きるという展開になったらどうしよう、と思いながらもつい買ってしまったのだが、なかなかどうして、よく出来ている。パックマンをどれくらいの大きさで描くかが攻略の上で非常に重要となっており、高いスコアを出すことを目指すとなるといろんな要因が絡んできて面白くなってくる。
が、全ステージ S ランクにするまでやりこむうちに、やっぱり色々と欠点が目立ってきた。入力されたストロークの認識が厳しいので、パックマンが思いもよらぬ方向に動き出したりすることがあるし、慌てて描いたものがまったく認識されず、イライラがつのる。あと、これは Nintendo DS そのものの欠点だと思うが、あの小さい筐体に向かってペン入力をするのは思った以上に不便だ。あの液晶画面は正面から見ないとほとんど見えなくなるのだが、机の上に置きながら遊ぶ場合には画面を見るために筐体を手で斜めに保持しなければならず、右手にペンを持ちながらだと不安定になる。逆に、筐体を机の面に置いた場合は、真上から覗きこむようにしなければならず、肩がこる。 Nintendo DS を斜めに置くためのスタンドなど、ないものか。