2006年5月の小ネタ
1日
晩飯の帰りにちょっと立寄った本屋で流れていたラジオの報道番組で、米軍再編に関して コメンテータが「日本政府にはっきりとした方針がないから、いいようにやられるんですよ。」 というようなコメントをしていた。で、その政府にいいようにやられる我々国民もまた、 はっきりとした方針を持てていないんじゃないですか。その方針を国民に提示すべきマスコミ各社もまた、 これといった方針を打ち出せていないんじゃないですか。ところで「はっきりした方針」ってそんなにいいもんなんですか。
バルザックでも読み返すかな。
3日
Air-H" のカード (AH-G10) がいつのまにか壊れていた。普段あまり使わないからなー。 いいかげん解約してしまってもいいのだけれど、いざという時の通信手段がないと困ることは困るんだよね。 普段持ち歩いている CDMA 1x の携帯電話で接続できればいいんだけど、 あいにく Linux だと USB 接続ケーブルを使っての通信はできないみたい。 以前、Bluetooth 対応の端末を使っていたときはできていたんだけど、 Bluetooth 可な端末はあまり種類がないみたい。
4日
「見える化」という手法がありますが、この手法における最大の発明は「見える化」という言葉そのものにあるように思う。 それが一体なにを目指しているものなのか、それこそ一目でわかる。「可視化」ではここまで浸透することはなかっただろう。 漢字熟語ってのは、頭のいい文章っぽさを演出するために多用されるけど、 実のところ肝心の中身を伝える上でむしろ害をなしていることが少なくない。 そういう意味では外来語の多用と同様、わかりやすい文章を目指す上では多用は避けた方がいい。 外来語の言い換えはいろいろと検討されているけど、同じように漢字熟語の「日本語」への言い換えも考えた方がいいのではないか。
というわけで、いくつか考えてみた。
- 暗号化→読めない化
- 構造化→平たくない化
- 符号化→数えられる化
- 富豪化→増井さん化
…なんか「すぐやる課」みたいになっちゃったなぁ。
7日
スターバックスの夏メニュー「バナナモカフラペチーノ」を飲んでみたのだけど、 まずストローで一口飲んでみたらそのマズいこと! バナナピューレとコーヒーとの相性が悪い悪い。 きな粉を水に溶かして飲んでいるかのような味もする。こりゃひどいなーと思いつつ、 上に乗った生クリームをよく混ぜこんでからもう一口飲んでみると、あれ? これむしろおいしいですよ? バナナシェーキにほのかにコーヒーフレーバーがついたような、 不思議な感じ。うーん、ここまで評価がひっくり返るのも珍しい。
11日
Future Play というカンファレンスが気になっている。 どうしよう、行ってみようか。開催場所はロンドンか。へー。そのちょっと前に ICEC がケンブリッジであるから、 しばらくイギリス滞在というのも乙だなぁ。と思っていたら、開催場所をよくよく見たら "London, Ontario, Canada" となっている。ありゃぁ? ロンドンってカナダにもあるのか!
17日
帰りの電車の中でノートPCを取り出して作業をしていたら隣の人がやたらと覗き込んでくる。 さすがにマズいと思ってその足で新宿の BIC カメラで覗きこみ防止フィルタを買った。 7480円と、けっこう高いのね。しかし 14.1 型で 1400x1050 ピクセルという画面だと、 モワレが若干気になってしまう。普段は外して作業せざるをえないだろう。となると、 粘着式だと頻繁な着脱には向かないなぁ。どうしよう。
19日
久々のヒューマンインタフェース研究会。に遅刻。多摩美の森脇さんの講演で、 小林幸子の紅白用衣裳のデザインの話など。
会場にいた、覗きこみ防止フィルタをいち早く導入していた江渡さんに聞いてみたところ、 3M が開発した、もっと性能のよろしいものを使っているそうだ。もうちょっと高いらしい。 ちなみに着脱には普通のセロハンテープを使っていた。
25日
ついうっかりと、ではなく数日前からそわそわしながら、 「ニュー・スーパーマリオブラザーズ」(amazon) を買ってしまいました。相当期待して買ったんだけど、基本的には過去の 2D スーパーマリオからは特段の変化がないようです。巨大マリオも、だからどうした、程度の演出だったし。 ま、それはそれとして面白いことは面白いです。今まであまりスーパーマリオをやったことがない人にはお薦めできると思います。
ただですね、ファミコンの頃、マリオの動きに同期して手に持ったコントローラーが動いてしまっていたような人がこれをやると、 なにせ DS ですから手と一緒に画面も動いちゃうんだよね。慣れるまで苦労するかも。
で、ついでに「ガンバれっトレーナー」(amazon) も買っていたのだけど、これ、昔 namco がアーケード用に製作した「ガンバレット」っていうガンシューティングゲームを DS のタッチペンで操作するようにして、 脳力トレーナーの要素をとってつけた、という代物であった。ガンシューティングの内容をペン入力でやると、 画面がペンで隠れてしまって非常にやりづらい。元祖ガンバレットは激ムズモードでクリアできる程度にはやり込んだのだけど、こっちだとなかなか先に進めない。 加えて、脳力トレーナーの要素は見事なまでに「とってつけた」状態。ただ、オマケでついてくる namco 往年のエレメカを再現したゲームが懐しい(特にシュータウェイII)。 けど、脳力ブームに便乗するんだったら、ワニワニパニックやコズモギャングズだけじゃなくて、 「ギノウタイ」だよねぇ? 今後出す予定あるのかな。
27日
先日買った DELL の W2606C、とうとう電源が入らないという症状がウチでも発生し始めた。 電源プラグを抜いてしばらく放置しておくと治る。 どうも電源の設計か部品の質が悪いということらしい。これは何とかしないと…。 同様の症状がいくつも報告されているようなので、ちゃんとつつけばそれなりの対処は喚起できるんじゃないか。 問題はどうやってつつくかだが。
29日
ThinkGeek から荷物が届いた。さっそくその一部を紹介。
これは gorillapod という三脚の一種で、 それぞれの脚がフレキシブルアームになっているので、木の枝や金網に絡ませることでカメラを安定させることができるというもの。 普通のミニ三脚でも設置場所に意外と困ったりするので、便利かなと思って買ったのだけど、 ふと思いたって普段使っている Logitech の Qcam Pro 4000 を載せてみたら…。
なんか生物っぽくなっちゃったよ!
なんだかトイストーリーでシドが作った合成玩具のような、微妙に気持ち悪い雰囲気がただよってます。
とりあえず本来の使い方を考慮して、エレクターのポールに絡ませてみましたが、
なんか異星の生物が忍び込んでいるようにしか見えません。
ヒトに寄生してみたり。
ウサギを補食しているらしい。
うーむ、想像以上に楽しめるアイテムですなこれは。
30日
Perplex City にも手を出しました。 これはトレーディングカードゲームのようなものですが、対戦カードゲームではなく、 各カードにはパズル問題が書かれていて、Perplex City のサイトにアクセスして答を書き込み、 正解するとポイントが貰える、というもの。ある隠された謎を解くと賞金が貰えるという仕組み。
Perplex City のカード。このように写真やイラストつきのパズルも出題されている。
カードの裏には地図が印刷されており、全部集めると一枚の巨大な地図になるらしい。隠された謎を解くためには地図を完成させる必要があるのだろうか。
で、その肝心のパズルなんだけど、論理パズルはいいんだけど言語系のパズルだと英語力がないとちょっと難しいものもあった。 現在 144ポイント。トップは 10000ポイントを超えている。遥かな道のりだ…。国内で扱っている店はあるのかな?
以前、ThinkGeek に入荷したと思ったら即売り切れた、Black Knight も再入荷したので購入。
引き分けにしといてやる
ついでに20面体サイコロのぬいぐるみも購入。 ハンドボールくらいの大きさ。投げてみても、どの面が上になっているのかいまひとつ判然としません。
31日
引き続き ThinkGeek で買ったものシリーズ。今日は TrackStick。
携帯型の GPS 受信器で、一定間隔(1分)で緯度経度を本体内蔵メモリに記録してくれるというもの。貯めたデータは USB 経由で PC に転送することができる。キャップを外すと USB 端子があり、よくある USB メモリのようではあるが、単4乾電池2本を内蔵しており、ちょっと大きい。(ちなみに写真に写っている CD-ROM は CD シングルサイズ (直径 8cm))
ここ数日外に持ち出してはいろいろと試しているのだが、まず扱いがとても面倒で、 本体上面を常に上に向けていないと衛星を補足できない。 だから TrackStick をポケットに差して歩きながらデータを取るのはまず無理で、 手に持って常に上を向けておくか、さもなくば体のどこかに固定する必要がある。 バックパックや肩かけ鞄のストラップ部分に固定するといいかもしれない。 しかしそうして工夫したところで、都内だと GPS の電波が届かない場所が多い。 建物の谷間に入ってしまうと衛星を見失ってしまうことが多い。もっとも、 衛星を補足できているかどうかは LED の色を見るとすぐにわかるので、それを目で確認しながら歩けばすぐにそれと気づくのだが、いちいちそれを気にするわけにもいくまい。
そんな訳で、単に居場所を確認するためであれば、基地局の位置情報を併用する携帯電話の位置情報サービスの方がよいのではあるが、 マニュアルによれば一週間くらいは電池がもつらしいので、宅急便の荷物に入れて遊ぶとか、 誰かの車にこっそり仕掛けるといった用途には向いているかもしれない。
で、いろいろいじっていたら、"fast mode" という設定があって、最速だと5秒間隔で記録できるモードというのがあった。試しにこの設定で、家から大学までの出勤経路を記録してみた。で、その経路データを Google Earth に取り込んでみると…。
なんとまぁ、実にこと細かく、出勤経路が記録されていた。ちょっとした信号待ちで止まっている様子まで記録に残っていた。これくらいの時間間隔だと、歩行速度も自然と精度が高くなっている。
fast mode だと電池の消耗も激しいようなので、さすがに一週間はもたないだろうが、 こうなると面白い使い道が出てきそうだ。
今日の gorillacam:
gorillacam、プリングルスに興味を持つ。