2003年1月の小ネタ
4日
渋谷から山手線に乗って新宿へ向かっている時のこと。隣の席の女が携帯電話でメールをうってるのだが、 打鍵スピードがやたらと早くて大変感心してしまった。で、ちらりと文面が見えたのだが、
「いまSHIBUYAを出ました」
えーと、確か僕と一緒に渋谷駅で乗車した筈なんだけど、「SHIBUYA」って…。
お前は国会議事堂前を出たら「KOKKAIGIJIDOMAEを出ました」と書くのか? 多摩ぷらーざは「TAMAPLAZA」か?「南阿蘇水の生まれる里白水高原」は(以下略)
白水高原駅は、今では日本で二番目に長い駅名になってしまったのね…
11日
奥秀太郎のライブでの僕の役目はカメラとEffecTVの操作をほんのちょっとやるだけだったのだが、 何故かステージ中央真ん前に立たされた。演奏中暇な時間が結構あったのでプログラムの手直しをしていた。
14日
Entertainment Computing 2003での口頭発表。 例によってスライドの準備がギリギリになってしまう。いつもの発表と違って、 「面白い」とか「楽しい」といった単語を連発する発表だった。EffecTVについては2年間の蓄積があるので、 15分で喋るのは物足りない。もっとも「研究」として捉えると喋る事はあまりないのではあるが。
イブニングセッションでは、ステージの切り換え時間に、 塚本バンドや「CosTune」の西本さん達と一緒に余興でセッション。 僕が演奏したのはSmartSkinを使ったスクラッチプレイヤー。曲目は“Yesterday”。合わせようがない…
17日
今日はアクセスログに、
『3』、『3』、『7』、『7』の4つの数字をすべて使い“+”、“−”、“×”、“÷”のいずれかを使って式を作り、答えが『24』になる数式
という検索キーワードが残っていた。答は“(3+3/7)*7”。久々に簡単な問題だった。
21日
実は明日からLinuxWorld Expo/New Yorkで、日本Linux協会のブースでEffecTVのデモをするのでした。 今日はその設営準備。
左から vArashi の八重樫さん、zphoto の高林さん、GImageView の足永さん。
夜はメトロポリタンオペラ劇場で「アイーダ」。が、今回時差ボケ対策に失敗してしまい、 やたらと眠かったので、最初と最後以外はほとんど寝てしまった。
22日
今日の朝ごはんは42nd St.にある吉野家。
並 = "Beef bowl regular" が$3.79。並といってもこのサイズ。Beef bowlの他にも "Teriyaki chicken bowl" なんてのもあった。
今年は昨年に比べてだいぶ規模が縮小になったそうだが、それでもたいしたもんだ。 Ximianのブースはやたら凝っている。MicrosoftはASP.netやUnix Serviceなど。 いずれも enterprise 向けのものが多くあまり興味が持てないので、 会場はほとんどまわらないでデモと説明に専念していた。
説明している時に、slash dotのTシャツを来た人がやって来て、「slash dot Japanを読んでるかい?」 と聞いてきた。読んでるよ、ところで君は誰だい?「CmdrTaco。」うわーお。
夜は Village Vanguard まで出掛けてジャズを聴きに行く。が、 今日演奏するバンドのリーダーであるRoy(Tp)が渋滞につかまったとかで、 QuintetのはずがQuartetに急遽変更。それはそれで良かったが。
23日
今日もデモに明け暮れる。
今日はブロードウェイは St. James Theatre でメルブルックス作のミュージカル "Producers"。 これは面白かった。が、基本的にブロードウェイの世界をネタにしたものなので、 細かい小ネタを理解するのがしんどい。例えば、芝居の世界では "Good luck" と言うのは縁起が悪いから "Bad luck" と言うべし、なんてのは記憶のはるか奥底に埋もれていたわいなぁ。
24日
今日はデモ当番に当たっていないので、撤収の時間まで観光。 まずはグッゲンハイム美術館に行ったのだが、改装中で大部分の展示を観る事ができず、 一部の素描や絵画、小さな彫刻のみ細々と置いてあるのを観賞するのみだった。 俺はティンゲリーが観たかったんじゃい!!ちなみにMoMAも改装中なので、N.Y.は今かなり空洞化している。
その後はメトロポリタン美術館。 『みんなの歌』の「メトロポリタン美術館」に出てくる彫刻や絵画をこの目で確認したかったのだが、 あまりの広さに断念。大英博物館もでかかったけど、それ以上か?
Expo撤収後は、日本人で集まって豪勢に中華。その後、ぐっと南下して Orpheum Theatre で“STOMP”。 基本的に無言で進行する、身体とガラクタを使ったパーカッション演奏に芝居が加わったもの。 笑いの取り方が実にドリフ的で、見ているとステージ上の役者がだんだんドリフのメンバーに見えてくる。
28日
「SmartSkin——人体形状センサーをエンターテインメントに応用する」掲載にあたって、まずは御礼申し上げるとともに、いくつか訂正。
- SmartSkinは「格子状の導電物体(つまり人体)の位置/形状を認識できるデバイス」とあるが、 これは、「人体の位置/形状を認識できる」「格子状の」デバイスと読み下してください。
- EffecTVは「フェードイン/アウト」はできません。
- 「PentiumIII+USBカメラ程度」を「貧弱な環境」と呼ぶつもりはありません。 開発で使っているCeleron300Aはそろそろ貧弱だと言っても良いかも。
- 「Linuxのオープンソースモデルで開発を進めている」とありますが、別にLinuxに限ったことではないような。