2007年8月の小ネタ
研究者図鑑
ビデオの最後で、ドラムのスティックを振り回しているのが唐突なんですが、 これはカットされた場面で、ドラムのスティックを持って説明をしていたから。 ドラムのスティックで何を説明していたかについては、 次の HCI 研究会で語るつもりでいます。なお、ドラムの研究をしている訳ではありません。やりたいのは山々ですが。
アンサー×アンサーはじめました
SEGA のネットワーク対戦クイズゲーム「アンサー×アンサー」を始めました。 ネットワークを介しての、1対1の対戦クイズをするゲームです。 コントロールパネルに取り付けられた大きな早押しボタンが、 かつてアメリカ横断ウルトラクイズをテレビで観ていた頃のあこがれの気持ちを呼び起こし、 久しぶりにゲームセンターに通っています。現在、 Aリーグ所属のアンサー初段「早押し師範」科学者です。
ところで、 同じネットワーク対戦クイズゲームといえばコナミの「クイズマジックアカデミー」も一回だけ遊んだことがありますが、 こっちはあまりそそられず、一回で止めてしまいました。 その理由をつらつらと考えていたら、 それが最近考えている研究テーマに関係してくることに気がついたので、 更に考察を深めて、あらためて論じたいと思います。 そのためにも、もうちょっとフィールドワークを進めたいので、 今まで以上に真面目にゲームセンターに通う所存です。研究のためには、 仕方がない。
まぁ QMA にハマらなかった理由には、学園設定と萌えアニメ調の絵がどうにも馴染めなかった、というのもあるんですが。
今日も研究中
今日もゲームセンターで研究に励んできました。 現在、Sリーグ所属のアンサー四段「早押し名人」科学者です。 そろそろ高段位者との対戦が増えてきて、容易には勝ち進めなくなってきました。 Sリーグに入ってからまだ一度も2位以上で通過できません。
この「勝ったり負けたり」の状態を楽しめるかどうかが、 今後このゲームをやり続ける気になれるかどうかを決めるのだろうけど、 どうかなー。コンピュータ上のクイズゲームは、最終的には回数をこなして問題を覚える作業に突入するので、 さすがにそこまでの労力はつぎこめない。いまどきだとネット上に問題収集サイトがあったりするのだろうけど、それを探し出そうという気も起きない。 そういえば昔、カプコンの「クイズ殿様の野望」を友達と攻略していたときは、 皆の記憶力を合わせて、ほとんどの問題を覚えるくらいまでやり込んでいた。 あの頃の記憶力は凄かったなぁ。今はもう無理だ。
怖い話が好きな地方
任天堂 Wii の「みんなで投票チャンネル」という、 Wii ユーザーが参加しているアンケート企画がある。 アンケートの結果は都道府県別に集計され、結果が公表される。で、 先日行われたアンケート「怖い話は好き?」の集計結果がちょっと面白い。
総合の集計結果はこんな感じで、だいたい半々くらいなのだけど、 都道府県別の集計結果はこうだった。
東北・島根・愛媛・沖縄だけが「怖い話が好き」の方が優勢だというのだ。 もちろん、サンプルの偏ったアンケートだし、 回答数も都道府県別で見ればそれ程多くはないだろうからこの結果が意味のあるものだとは限らないけど、 いったいこれらの県には何があるのだろう、と考えてしまう。島根は小泉八雲がいるし、 東北は怪異譚の類がよく流布しているイメージがある。
これまでの「怖い話」の調査は、民俗学的な興味や収集分類目的から行われたものがほとんどだろうけど、 怖い話の「好き嫌い」を調査したものは、前例がないんじゃないだろうか。 是非詳しい調査結果を見てみたい。
北島三郎記念館でサブロイドを見た
先日出張で函館まで行ってきたのですが、帰りにぶらりと「北島三郎記念館」に寄ってみました。 というのも、もともと北島三郎には興味があったのですが、それより何より、 あそこには「北島三郎ロボットがいて、『祭り』を歌う」という情報を聞きつけたからなのです。 そんな訳で、市電の末広町駅で降りると、すぐ近くにありましたありました。 記念館はホテルも入ったビルの2・3階にあるので、ややもすると見逃してしまいそうになりますが、 写真の看板を目印にしてください。ちなみに右下の黒く隠されている看板のところには、 かつてあった GLAY 記念館の看板があったものと思われます。
入館料 1500円払って中に入ると、まずは北島三郎(大野穣)の生い立ちから。 知内から函館までの汽車通学の様子を、当時の駅待合い室や客車を再現した部屋で見せている。 客車の中には豆炭ストーブがあって、高校生の頃の北島三郎の等身大人形が席に座して窓の外を眺めている。 ここで観客は同じ車内の座席に座り、一緒に窓の外に流れる、 プロジェクターで投影された風景を眺めるのだ。 案内役がまた節々にこぶしの聞いた北海道訛りの言葉で当時の様子を語ってくれるので、 北島三郎の歌がどこから来たものなのかが伝わってくる。
客車を降りるとそこは青函連絡船の乗船口、次いで連絡船の後部デッキを模した部屋となり、 つまり北島三郎上京の段。そして北島三郎が流しをやっていた渋谷はのんべえ横丁の街並へ。 つまり北島三郎が過ごしてきた風景を順を追って追体験できるように工夫されているのだ。 いやー、これ本当によくできてるよ!
最後に、北島三郎が出演した仁侠映画のポスターやこれまでに出たレコードジャケットを眺めながら、 最後にお待ちかねの、北島三郎ロボットによるコンサートへ。 案内された部屋には、特大の宝船ステージが。呆気にとられているとやがて照明が落ち、 威勢のよいかけ声が。すると…
出ました! キタジマサブロイド!
宝船は回るは、龍は煙を吐くわ、提灯は出るわで、大興奮の「祭り」タイム。 すごいよコレ!
いやー、なんとも堪能させていただきました。同行の伊藤さんも 「エンタテインメントロボット研究者は一度は観るべきだ」とおっしゃっておられます。