2005年7月の小ネタ
2日
麻布 XROSS にて、SKUNKRICE の CD リリースパーティーで VJ。 今回はベテラン tonton がミキサーを握っているので、安心して自分の仕事に励めた。 例によってたいした打ち合せもせず、ぶっつけ本番。実戦で、予想しなかった面白い絵が出来上がるのが、 リアルタイムのいいところ。
3日
「サザエさん」が始まる頃まで、今日が都議選投票日だというのをすっかり忘れていた。 投票所は8時までやっていたので、慌てて投票しに行った。 といっても都議選の候補はよくわからない。都議会の活動もよくわからないんだけど。
4日
明日の講義の準備のため、スライドの準備。自分のこれまでの仕事を概観するプレゼンテーションをこれまで作ったことが無かったため、 既存のスライドの再利用がきかず、ほぼ書きおろしになってしまった。 OpenOffice.org での動画再生はまったく不安定なので、ボタンを押すと MPlayer を外部コマンドとして呼び出す仕掛をつくる必要がある。このとき、 そのコマンドにオプションを渡すのに何故か失敗するので、 動画の数だけスクリプトを書いて対処した。これ何とかならんかなー。あと、 人に渡すことができないスライドになってしまうのが難点。
5日
お茶の水女子大学へ、椎尾先生の講義のゲスト講師として赴く。 90分、喋りに喋り倒してきた。毎回、喋り過ぎだなぁと反省するのだが、 この癖はなかなか治らない。どうも、 考えていることと実装してきたこととの間にまだまだギャップが大きいせいらしい。 言いたいことは極力、実装・研究成果にしないといけませんな。
8日
dotimpactの田中孝太郎さんの個展 「リアル・タイム・マシーン」展を観に表参道へ。 ファミコン6台を1個のコントローラで操作するものや、 ゼビウス2台を同時プレイできる筐体などが展示されていた。 なんと、直前にゼビウスの産みの親、遠藤雅伸氏が来場していたらしい。 説明書きのパネルに、遠藤さんのサインが入っていた。やっぱり僕らの年代くらいまでのゲームプレイヤーにとっては、 遠藤さんって圧倒的な存在感があるな。(ベーマガ読者ってのもあるけど)
9日
Club Asia で、またまた SKUNKRICEの VJ。 今日は tonton・ミキオさんとの三人編成。それにしても Asia のフロアってこんなに狭かったっけ、 と、リハーサルの時、場内が明るいときは、そう思える。7,8年くらい前に DEMI SEMI QUAVER の VJ 手伝いで行ったっきりだからなおさら。
ミキオさんの映像は、PowerBook 上で VJ ソフトを使って出しているのだが、 イフェクトのパラメータ制御にコンパクトな MIDI デバイスを使っていた。 やっぱり物理デバイス強いなぁ。
11日
スティーブン キングが、「リチャード バックマン」名義で書いた、 「ハイスクールパニック (原題: Rage)」(amazon)が、 キングの要望で各国で絶版になっているそうだ。 コロンバイン高校をはじめとする、学校での銃乱射事件を思い起こさせるから、 という理由だそうで。ま、Rage 自体はそれほど良い出来だとは思わないので、 惜しいとまでは思わないけど、 やっぱりあの愕然とするほどあっけらかんとした爽やかな教室風景の描写と、 死にゆく人とそれを囲む人々、 というテーマが並んだバックマンブックスのシリーズの中から一冊欠けてしまう、 というのはやはり残念。バックマンブックスの4冊は、一つの集合として通読して欲しいと思う。
バックマンブックスは他に
- 「バトルランナー (原題: Running Man)」(amazon)
- 「最後の抵抗 (原題:Roadwork)」(amazon)
- 「死のロングウォーク (原題: The Long Walk)」(amazon)
とあるが、一番好きなのはダントツでロングウォーク。 競技に参加させられる少年達とほぼ同年代の頃に読んだせいか、とにかく心に残っている。 小説として冷静に評価しちゃうとあまり高評価にはならないのだけど、 ウォーカーの背番号まで記憶できるくらい読み込んでしまった僕としては、 細かい欠点はどうでもよくて、ただただ死んでいく少年達の心情や観客からの圧迫感 (ポートランドを過ぎて州境を越えるあたりが凄い)が伝わってくる、 臨場感ある描写に引き込まれてしまう。
20日
ひと月前から調子のおかしかった ThinkPad の修理依頼を Web 経由で出す。明日までは保証期間内なのだが、荷物は今週末に取りに来るので、 はたしてこれは間に合うのかそうでないのか。
23日
昼の地震の時は、渋谷の NHK 前の道路を歩いていたのだが、まったく揺れに気がつかなかった。 電信柱が揺れているのには気がついたのだが、トラックか何かが通ったせいかと思った。 結局駅に着くまで気がつかなかったのだが、相当な揺れだったそうで。
今日はお茶の水女子大から学生さん達が見学に来ている。 なぜ土曜日にわざわざセッティングしたかというと、夕方から調布市花火大会が始まるからなのであった。 うちの学生さんが用意してくれた、生ビールの樽(ビールサーバーつき)から飲むビールが実にうまい。 そのうち、「花火でビールとくれば次は西瓜だよね!」ということで誰かが西瓜を買ってきた。 この西瓜がまたうまい。大学の建物の屋上で夏を満喫。
25日
ThinkPad を修理に出してしまったので、急遽他のマシンの環境を整備する。 subversion のリポジトリをこれまではノートに入れていたのを、デスクトップに移したり、 メールをデスクトップマシンで読み書きできるようにするなど。
加えて、出先でも仕事ができるよう、PowerBook の環境も急いで整備する。 Fink のおかげで、 普段の環境にかなり近いものができつつある。
27日
MacOS X で、fink emacs で Alt キーを Meta キーがわりに使う方法: keycode 66 を Meta_R に振り、mod2 に加えるだけ。mod1 だとうまくいかない。
28日
修理に出していた ThinkPad が戻ってきた。PowerBook の環境もだいぶこなれてきたところだったが、 やはり使い慣れた環境が戻ってきたのは嬉しい。ディスプレイの調子も良くなり、 前から壊れていた CD ドライブも交換された。蓋を固定する爪の、 二本あるうちの一本が折れていた件については、 修理要求項目に書き漏らしたせいか、そのままになっていた。残念。
29日
とうとう自宅にもプリンタを導入した。HP の PSC2355 という機種。 選定基準は
- スキャナがついてて、コピー可能
- 置き場所に困らないよう、コンパクトなもの
- そこそこ写真印刷が綺麗にできる
- Linux からも使える
ブラザー工業の DCP110C と最後まで迷ったのだが、奥行き方向の長さがやや短かいのと、写真印刷の質がやや高いという点で、 値段は 5000円くらい高かったが、HP を選択した。できれば、コンビニでもインクが買えるエプソンかキヤノンのものにしたかったのだが、 エプソンの複合機はあまりにもデカく、 キヤノンのはスキャナを Linux から使えるかどうかが怪しかったので、 あきらめた。夜中にインクが無くなった場合に困ることになるが、その時は Kinko's にでも走ることにしよう。
もともと、岩谷宏が雑誌記事で書いていたように、家にはプリンタは置かずに済ませてきた。 極力印刷しないように努めれば、プリンタなんて普段は必要にならない。 プリンタがなければ、置き場所に困るということもないし、インクや紙の心配もしなくていいし、 メンテナンスも考えなくていい。
それが今回プリンタ導入に踏み切った訳は、自宅でのチョイ仕事が増えてきたのと、 いちいち Kinko's に走るのがさすがに面倒になったから。 しかしながら、プリンタを置いてみると何か印刷してみたくなるのが人情というもので、 つい名刺用紙なんぞ買ってきてしまい、仕事用名刺のデザインを考えていたり。
Linux での使用は、HPLIP と CUPS のお陰で、 まったく手間をかけずに済んだ。便利な世の中になったなー。