2007年10月の小ネタ
赤坂 Ninja
東京ゲームショウや CEATEC JAPAN の取材のために来日していた連中との会食で、 赤坂にある Ninja なるレストランに行ってきた。名前の通り、 忍者をモチーフにしたレストランだ。場所を選んだのはもちろん向こうの連中であり、 こちらとしてもわざわざ自分からこんなところには出向くことがないから、 彼等と同じ観光客気分。入り口からいきなり忍者が出てくるし、 メニューは「忍者カクテル」とか十字手裏剣型のクラッカーだとか、 訳のわからんものが沢山。当然日本人たる我々にとっても珍妙な代物であった (味はまぁ良かったけど)。ぼそっと「これが日本では普通だと思われたらかなわんなぁ」 と呟いたら、向いに座っていた、台湾からこちらに留学している女性が、 「そのセリフはウケる」といって他の台湾人に翻訳して伝えていた。
食事も終わって帰る段になると、また別の忍者の扮装をした女の店員が出口まで送ってくれたのだが、 その人の声がいわゆる萌えキャラ的アニメ声なのが、忍者の姿にミスマッチしていておかしかったのだが、 最後のドアのところで、「これから忍術で扉を開けるでござる」とのたもうたかと思うと、 突然気合いの入った声で喝が入ったのには驚いた。 その後も路上で巻物を拡げて見送りをするなど、 この萌え忍者さんは只者ではないのであった。
Tabletop 2007(1)
Tabletop というワークショップに参加するため、ロードアイランド州ニューポートへ来ています。 今年の Tabletop は UIST と併催だったので是非そちらにも参加したかったのだけど、 スケジュールの都合で断念。
朝、ホテルの周りを散歩していたら、後から突然「おーっ」と声をかけられたので振り返るとサングラス姿の男がこちらに向って走ってくる。 さては怪しい奴、と思ってよく見たらジョギング中の暦本さんだった。 出張先でもジョギングを欠かさないとは聞いていたが、本当だったんだなぁ。
Tabletop 参加者は UIST の最後のセッションを聴講できるとのことで、 ちょっとだけ UIST に参加。今年はちょっと人手が少ないようだが、 最終日の最終セッションなので早めに引き上げた人も多いのだろうか。
UIST 終了後は、Tabletop のレセプションを兼ねた、ポスター・デモセッション。 Microsoft Surface のデモがあったので触ってきたのだが、 思いの他小さい。それを眺めていた暦本さんが、この、小さな筐体にディスプレイが収まっている構図は、 昔喫茶店によくあったテーブルタイプのインベーダーゲームとかの筐体そのものだ、 と言っていたが、まさしくそんな感じだった。
老舗 MERL は DiamondTouch を繰り出して対抗
一方 MERL は、"The world's first multi-user touch technology" と銘打って DiamondTouch の大量構成。老舗の意地を感じる。
レセプションで用意されていた食事は瞬く間に喰い尽されてしまったので、 場所を移してシーフードを食べにいく。ニューポートは港町なので、 ロブスターや帆立やクラムチャウダーがうまい。 なんでも今度の週末には "Seafood Festival" があるらしいのだが、 土曜の朝にはここを立たねばならないのが残念だ。
Let's Note に乗り換えてみた
出張中に調子の悪くなった ThinkPad T41p、すでに4年も使っていることもあり、 この際新しいノートに乗り換えることにした。できればまた ThinkPad にしたいのだが、いい加減 T シリーズの重量はなんとかしたい。 という訳で、余っていた Let's Note CF-Y5 に乗り換えてみました。
まずは Debian etch を入れてみたのだが、X.org の設定がうまくいかない。 どうも etch に入っているドライバだと 1400x1050 の解像度では動作しないらしい。 X.org の最新版だとどうにかなるという情報があったので、 さてソースからコンパイルするか sid にするか、と悩んだ挙句、 これまた思い切って Ubuntu をインストールしてみた。 さすがに X まで一発で動いて、なかなか快調。デフォルトで Compiz がインストールされ、これが思った以上にキビキビと動くので、 思わぬ形で Compiz を体験できたのはいいのだが、 どうしてもショートカットキーのバインディングでこちらの思った通りにならないところがあったので、 結局慣れた Metacity に戻した。あと、まれに Suspend to RAM 状態からの復帰時に、Synaptic ドライバのせいか、X の挙動がおかしくなる。 まだ原因不明。
といったソフトウェア面での不調はともかくとして、 タッチパッドが使いにくい!! ThinkPad の赤ポチに慣れてしまうと、 ホームポジションから手を離さないと使えないタッチパッドは辛くて辛くて、 それだけでやっぱり ThinkPad に戻りたくなる。 Let's Note も、軽いしバッテリーはもつしキーは大きいしで、 良いところは一杯あるんだが。