2006年10月の小ネタ
5日
DVD 巻き戻し機「DVD Rewinder」。
今アクセスしてみたら、システムダウンでメンテナンス中だった。 昨日見たときはショッピングカートも実装されていたし、単なる冗談サイトじゃないのか?
8日
こないだ紹介した、 Keith Schofield の新作。 やばい、この人友達だ!! 錯視をうまく使っていたり、往年の 8ビット機ゲームが好きだったり、 バンドの個性とか歌とかまったく無視だったり。いいなぁ。
9日
YouTube で "Rock it!" の映像を漁っていたら、こんなものを見付けました。
Stephanie Rosenthal の 2006 U.S. Nationals ショートプログラム
おおー、なんつーファンキーなフィギュアスケートだ! ロングのプログラムでも Inti Illimani というチリのバンドの曲を使っていたりして、 ちょっとこの人面白いですよ。
11日
KLM の機内で、二度目の機内食として配られたランチボックスの中に、 フォークやナイフ類に交じって何故か鉛筆が入っていた。
何でこんなものがと思ってよく見たら、箱の蓋の裏に数独が印刷されていた。
12日
今年も Piksel に参加するためにベルゲンにやってきました。 これでこの街に来るのも4回目。正直もう飽きたというくらい来てますが、 それでも街の様子はちょっとずつ変化している。
今日は Open Movie Editor の作者のプレゼンがあった。 Open Movie Editor は、シンプルで簡単な操作が売りのビデオ編集ソフトで、 言ってみれば Cinelerra が Adobe Premiere や Final Cut Pro 的な何でもできるビデオ編集ソフトのオープンソース版を目指しているのに対して、 iMovie や Windows Movie Maker の地位を狙っているのが Open Movie Editor である。 まだ使ったことはないんだけど、スクリーンショットを見る限りではなかなか便利そうだ。
ところで、プレゼンテーションのスライドが高橋メソッドっぽい。
他にも「F.A.Q」「1」「2」と大書されたスライドがあったり
オーガナイザーの Gisle に「飛び入りで発表してもいい?」と数日前に頼んでいたのだけど、上記の発表の直前に「この後でいい?」といきなり言われて焦った。 一応スライドは半分くらいできていたので、慌てて残りを取り繕って発表。 内容は Linux 環境で使えるビデオカメラについて。午前中いっぱいかけて、 Point Grey Research の高速度カメラ Dragonfly Express に EffecTV を対応させる実験をしていたので、それも併せてデモした。 ちなみにまだ 120fps までしか出せていない。独自プロトコルを使わないと 200fps のモードにはならないようだ。
僕の発表の後には、去年産総研で講演してもらった、Scott Draves のプレゼンテーションがあった。Electric Sheep では各フレームを生成するためのパラメタがあり、 キーフレーム毎にそのパラメタが設定され、その間をパラメタを徐々に変化させることでアニメーションを生成しているのだが、 パラメタの変化量が、キーフレームをまたぐところで急激に変化しないよう、 Catmull-Rom のスプライン曲線による補間をしているだそうだ。 これのお陰でアニメーションがだいぶ滑らかになっていた。
13日
今日はホテル近くのギャラリーを使った piksel06 exhibiiton のオープニング。
様々な展示物がある中で、一番気になっていたのが、"Very Slow Scan Television"。 いわゆる「プチプチ」の、セルの一つ一つにカラーインクを注入していくことで、 大きな一枚絵を作り上げるという代物。それだけでも笑えるのだけど、 そんな絵を何枚も連続で生成することで「これはテレビです」と主張するところに、 この機械の真の恐しさがある。もともとは短波ラジオを使った映像伝送の仕組みとして "Slow Scan Television" というものがあり、これをさらに恐しく遅い手段で出力するものとして作られたのが、この VSSTV なのだとか。
機構としては、おおまかには普通のインクジェットプリンタの類と同じようなもの。ただしインクを吹き付ける代わりに、注射器で注入するのだが。
インクが注入されたプチプチ
一フレーム分の絵が完成するのに、丸一日かかるそうです。
Gullibloon の新作は、 地面の上を走り回るマイクロマウスがギターを演奏する "ARMY OF DARKNESS"。
マイクロマウスは黒線を辿って走っていく。マイクロマウスに取り付けられた棒が、下向きに設置されたギターやベースの弦を弾くという仕掛。
壁際にはリズムマシーンも設置されており、時折ここまでやってきたマイクロマウスがリズムマシーンに衝突し、音を出していた。
マイクロマウスがリズムマシーンに当たる度に歓声が湧いていた。
Circuit bending もここまできたか、の "Shockbot"。PC が自分で自分のビデオカードに金属製ブラシを押しあてる。
画面は乱れていく一方で、打ちどころが悪いと停止することも。
オープニングイベントの最後で、Federico の企画 "Cinema Solubile" の説明があった。これは即興の映画撮影をみんなで行うもので、 まず参加者から映画のタイトルを紙に記してもらい、それを集めてからよくかき混ぜて、 再び参加者にそれを配る。受け取った参加者はそのタイトルを冠した6分33秒11フレーム以内の映画を23時間以内に撮影し、翌日の上映会でそれを流す、という流れ。 で、僕もその参加者の一人に勘定されてしまったのでタイトルを受け取るハメになったのだが、 それが "Avanti Stronzo"。これはイタリア語なのだが、その意味はというと、 "avanti" が「〜に向かって」とか「〜の前」といった意味で、 "stronzo" というのが「肛門」なんだとさ。誰だこんなタイトルを入れた奴は! ちなみに僕が書いたタイトルは "I'm not sure." いったいどうしろと…まさかここで「30秒で分かる水戸黄門」のネタをやってもこの駄洒落は通用しないだろうし…。
14日
という訳で朝から昨日振られたネタを考え、撮影を開始する。が、 持ってきたビデオカメラのバッテリが死んでいて、AC アダプタなしでは撮影できないことが判明。 これじゃ外に出て撮影できないよ。街へ出て電気屋をあたってみるも、 ビデオカメラの機種が若干古いためか、対応バッテリーが見付からない。 仕方ないので、行く先々で電源を拝借しながら撮影をすることに。
今日は Mathieu Bouchard と Chun Lee が、 DesireData についてのプレゼンテーションをしていた。 これは Pure Data の UI を強化したバージョンで、ズームができたり、関数名の補完ができたりと、 これまでの Pd の不満を解消するなかなか便利そうなシステムだ。 国際化も進められており、メッセージカタログさえ揃えば日本語表示も可能かもしれない、 とのこと。翻訳者募集中だそうです。
関数名を補完
ズームもできる
結線は直線だけでなく矢印などいろいろな形が可能になった。 これはふざけた例
Chun によれば、GUI 部分に Tk 以外の toolkit を使うこともできるようになるかもしれないとのこと。
GEGL の Pippin に見せてもらった、 Nokia 770 という、Debian GNU/Linux がインストールされた PDA。 写真は dpkg -l | more をしてみたところ。ちゃんと apt とか入ってる。 自作アプリケーションも簡単に入れられるそうで、ちょっと欲しくなっちゃたなぁ。
ちなみに GEGL のプレゼンテーションについては、 linux.com で記事になっているので、そちらを参照のこと。 プレゼンテーションのムービーは Piksel のサイトに掲載されている。
今年の Piksel では、circuit bending が多く見られるのが目新しい。 Circuit bending というのは、市販されている、電子回路を内包した玩具や道具などにちょっとした改造を施して、 音が鳴るようにしたり、元から音が鳴るようなものに対してはその音の出方を調節できるようにしたりするもの。 いってみれば、新種の楽器作りだ。 最近では本が出るくらい(一部で)盛り上がっている。 ("Circuit-Bending: Build Your Own Alien Instruments" (amazon) は、かなり懇切丁寧に bending のやり方を解説している名著。)
フィンランドから来た Association of experimental electronics の連中が展開してた楽器群。とにかく何でも bending の対象にしてしまっている。 出てくる音といえば、奇妙奇天烈なものがほとんどだが、 妙な軽さがたまらなくいい。
5VOLTCORE のライブより。例によってビデオカードをいじくって、 滅茶苦茶なビジュアルをスクリーン一杯に展開していた。
さて、映画の方ですが、途中ダッシュで宿に戻って撮影したりして、 なんとか完成。作り方としては、ビデオカメラで無編集一本撮りをしたあと、 PC で音声トラックだけ別録音し、会場で映像と音声を「せーのドン」で同期させる、 というやり方を採用した。ビデオカメラにも「アフレコ」機能はあるらしいんだけど、 さっぱり使い方がわからなかったので、この苦肉の策に出たのだった。
上映会では、他の6人の参加者の作品とのコンペティションという形式がとられた。 当日適当に選ばれた審査員により採点され、優勝者には Federico から賞品として、 イタリア産グラッパ一本が送られる。 他の参加者の作品では、上映会場でいきなり撮影するというパフォーマンス含みのものがあったり、 DVD に焼くところまで手をかけたものがあったりと、なかなか多彩な作品が揃った。 で、結果はというと、Veejay の Niels と同点で優勝しました。いやー、これだけ映像編集ソフトやらパフォーマンスツールやらの作者やユーザーがいる前で、 無編集一本撮りしたテープをビデオカメラから再生というやり方でやるのはなかなか勇気が要りましたが、 認めてもらえてよかった。
ちなみに Cinema Solubile のルールでは、上映が終わった後はその作品は消し去らねばならないということになっている。 という訳でテープもサウンドトラックも実はもう残っていない。どんな作品だったのかを知るのは会場にいた者のみである。 僕としても、あれは異国の地でアート系の人々に囲まれていたからこそ作れたブツで、 日本に定職のある身としては、あんなものを作ったということが職場に伝わったりするとたいへん気まずいものがあるので、 内容については秘密、とさせていただく。
明日は、モントルーです。
15日
ところでですね、この写真は科学未来館の男性トイレの、手洗い場のものです。 普通はこの奥で用を足し、ここで手を洗います。 しかしですね、僕はこれを初めて見たとき、ここで用を足すのかと一瞬勘違いしましたよ。 というのもですね、ここベルゲンで、Piksel の会場となっているクラブの男性用トイレが、
こういう構造になっているからなのです。
お目汚し失礼いたしました。
さて、今日からは UIST 2006 参加のため、スイスはモントルーへ。 なんと今年の UIST の会場は、Deep purple "Smoke on the water" に歌われた、 フランク ザッパが偶然ライブをやっていたあのカジノ モントルーなんですよ! という訳で、ベルゲンからジュネーブを経由して、ジュネーブ湖ならぬレマン湖沿いに陸路モントルーへ。 はじめてのスイスです。
例によってホテルの場所を示した地図を忘れてきたりして、若干波乱含みでしたが、 なんとかホテルに辿りつき、学生さんと合流。Welcome reception でおなじみの顔ぶれも発見。
16日
今日は学生さんのデモがあったので、ほどほどに手伝いながらセッションを聴講していた。最近の UIST もやはり多様化というか、 CG や高性能計算などのアプリケーションに特化したインタフェースの提案といったネタが増えてきているみたい。 そんな中でわりと昔ながらの UIST っぽいネタでありつつ、筋のいい発表をポコポコ出している、 Patrick Baudisch は凄い。今年は石鹸型の入力デバイス "SOAP" と、 GUI の可動部品が淡く残像を残して、動いたところがわかる "Phosphor" の二本。 プレゼンスライドは彼のページに早速掲載されている。手も早いなぁ。
昼休みには外へ出て、昼飯がてらレマン湖畔を散策。あるいはと思って探していたのだが、 やっぱりありました。"Smoke on the Water" 関連のブツが。
こんな譜面が湖畔に設置されていた。譜面はちゃんとイントロのコードになっている。 さすがに曲全体の譜面はなかったけど、サワリ部分 ("smoke on the water") の譜面はあった。
他にも、何故か
Freddie Mercury の銅像が。どうもここのスタジオで "Love of My Life" を録音しているらしい。
昼飯を食べたレストランのメニューの1ページ。"MENU SUPER MARIO"
というのが子供向けメニューだというのはわかるにしても、そこに何故
Linux カーネル 2.x 系列のマスコット "Tux" が?
"Multi-Touch Interaction Research" の Jeff Han に会えたので挨拶。マルチタッチだけでなく、 レーザーポインタを使ったポインティングデバイスネタもやっているとかで、 かぶり過ぎです。最近会社を興したそうで、大変忙しいらしい。
気がつくと、ここまで着てきたコートが行方不明。かすかな記憶を辿ると、 どうも空港からモントルーまでの電車の中で忘れてきた公算が高い。 しぇー。
17日
今日は普通にセッションの聴講。昼飯の後、モントルー駅まで出向いて、 遺失物取り扱い所へ行ってみる。がしかし、遺失物取り扱い所では英語が通じず、 「インターネットで登録できるからそうしてくれ」と言われてしまった。 渡された URL はすでに無効になっていたりするのだが、 ともかくスイス鉄道のページから、忘れ物の登録をしておいた。 忘れ物の特徴を入力しておくと、後日みつかった折にはメールが送られてくるらしい。 また、入力直後の画面では「現在登録されている遺失物のうち、近いもののリスト」 とおぼしきものが表示されているのだが、ほとんどドイツ語のため一瞥しただけではわからない。 Google 翻訳の力を借りて解読するも、該当するものなし。
セッションが終わってからバンケットまでの時間にちょっと観光でもと思ったのだけど、 限られた時間ではなかなか身動きがとれないことが判明したので、仕方なくバンケット会場であるところのシヨン城まで歩いていってみることにした。
シヨン城遠景
遠くからみると実に小さな城なのだけど、中に入って歩いてみるとなかなか見応えのあるところだ。 湖に面して切りたった崖沿いに造られており、交通の要所だったことがうかがえる。 基本的には城なのだが、時代の移り変わりに沿って、いろんな用途に転用されたそうで、 地下倉庫は牢獄としても利用されたとかで、鉄環が残されていたりする。
柱や壁には、名前やら詩の断片やらが無数に刻まれていた。 中には後年ここを訪れたバイロンが記念に刻んでいったものもあり、 昔っから観光客のやることは変わりないと見える。
さて、シヨン城観光が終わってもバンケットにはまだ時間があったので、山側へ登ったところにある町を散策してみた。
さすがに水は豊富と見えて、町のあちこちにこうした泉が作られている。 ところで、その泉の脇に下がっていたこの鍋は一体?
バンケットそのものはシヨン城の中で普通に執り行われた。 とはいうものの、城の中で飯を喰うのは不思議な感触だ。暖炉に火もたかれていて、 ムード満点。
18日
午前中のセッションに出て、昼飯を食べた後、午後のセッションを途中で抜け出して、 モントルー駅へ。これから3時間近くかけてチューリッヒ空港へむかうのだ。 切符を買い間違えるという些細な失敗を乗り越えて空港へ着いた頃には、 日本から持って行った本を読み終えてしまった。
前者はフェルマーの最終定理の命題を「証明を書くには余白が足りない」とフェルマーが書き記してから、 ワイルズがそれを証明するまでの過程を描いたもの。証明の細部に立ち入ることなく、 楕円関数との関係や谷山-志村予想との結びつきについて上手く説明している、 と思う。谷山豊の生涯についても触れられており、読み応えを増している。 後者の方は、一頃だいぶ話題になったのを今更ながら読んでみた、という感じ。 Lisp ハッカーとしての彼の言葉は重みがあるけど、静的型付け言語がそんなに嫌いか。
空港で見かけた、チョコレート製の犬。この空港、こんな類のチョコレート彫刻が他にも沢山あった。
チューリッヒ空港で晩飯を食べた後は、アドリア航空でスロベニアの首都、 リュブリャナ (Ljubljana) へ。スロベニアの首都がこんな名前の都市で、 そもそも最初に見た時は何と発音するかすら知らなかった僕が何故こんなところへやって来たかというと、 HAIP 06 という、オープンソースソフトウェアを積極的に利用するアートイベントに招待されているため。 EffecTV について講演することになっているのだ。 空港に着くと、Cinelerra のメンテナの一人である Andraz が迎えに来ていた。 去年の Piksel で LiViDo の統合作業に積極的に動いていたあの Andraz である。余談ながら、 スロベニアでのテレビ番組はまだ続いているそうで、いい収入源になっているそうだ。
これが会場となった、Kiberpipa (Cyberpipe) というところで、体裁としてはネットカフェのような設備だが、 オープンソース運動に共鳴する学生達の拠点となっているらしい。 スロベニアはなんでもヨーロッパにおいて Firefox のシェアが最も高い国なのだとか。 こういうイベントが開催されるなにかしらの土壌があるようだ。
19日
午前中の暇な時間に、市内をぶらりと歩き回ってみた。
東欧の町というと小さく綺麗なイメージがあるが、確かにそういう場所もあるもののやはり首都だけあって、 それなりに雑然とした雰囲気もある。後で調べてみたところ、ユーゴスラビアから独立してまだ15年しか経っていないのだ。 とはいえ、ユーゴスラビアの頃から経済的にはもっとも豊かな地域であり、 街の中心地など、他の西側諸国とそれほど変わらない。 もうちょっと下調べをしてきてから歩き回ればまた違った感想も出てくると思うのだが、今回はその余裕がない(なにせ滞在が1日と10時間程度なもので)。
会場に戻ってから、講演のスライド準備。といっても大筋はもうできていて、 後は資料写真の山から適当なものを選んでスライドに貼るだけ。 ところで、OpenOffice.org Impress で、写真を挿入すると比較的小さなものはファイルそのもののコピーが取り込まれるのに対し、 ファイルサイズの大きなものを挿入するとそのファイルへの相対パスが記録されるのみらしい。 劣化コピーでいいから取り込むようにできないものか。本体のファイルを移動したときに面倒なことになるので。
さて、講演の方は、ターミナルを開いて実際にコードを書き換えてコンパイルし、 イフェクトを作成するというデモを交えてみた。やってみるまで、 聴きに来ている人がどんな話に興味を持っているのか今ひとつ不明だったので、 こうした中身の話から、レイブパーティーでの使用例やキューブPCを使ったディスクレス EffecTV マシンの構築まで、色々盛り込んでみた。日本語版のスライドもすぐ用意できますので (なんせほとんど写真なので)、 ご興味のある方、是非呼んでください。
夜には、LiVES の salsaman と一緒にライブパフォーマンスに挑戦。最初はやらないでいいのかと思っていたら、 Andraz から「やらないで済むと思ってるのか?」と脅されてしまったのだ。 そうと分かっていればレーザーポインタのシステムを持ってくるんだった。 しょうがないので EffecTV を使って色々やってみた。しかし手持ちの USB カメラだと、 暗いところでは映像にノイズが乗りまくる。ゲインの自動調整を切りたかったのだが、 うまくいかなかった。正直、やっている間は嫌な汗をかきっぱなし。 salsaman の映像も微妙だし…。失敗々々。
20日
朝6時起きで、とうとう帰国の途。リュブリャナからチューリッヒ、 アムステルダムと経由して、成田へ。
しかし、アムステルダムから成田への便が 747 で、しかも島最後尾の窓側を割り当てられてしまった。 往きの便は島最前列だったのでのびのび楽々の移動だったのだが、こちらは最悪。 あー、はやくビジネスクラスを利用できる身分になりたいです。
25日
仕事の都合で、慌ててコーディング。久しぶりに Ruby で色々書いているのだが、 WEBrick やら何やら、ライブラリが整備されてとても楽になった。 とはいえ、日本語リファレンスが全然未整備なものだからわからないことも多い。 しょうがなく英語版を参照しているのだが、何故こんなことになっているのだろう。 あと、この種のマニュアルにはよくあることだが、設計思想や方針といったものが伝わってこない。 Module が mix-in に使えたり、include すればモジュール名を省略できるということは分かるけど、 何故 Module が必要なのか、何のために設計されたのか、未だによくわからない。 mix-in を実現するために設計されたのか、メソッドをまとめるために設計されたのか、 その辺の説明が欲しい。Ruby のメソッドディスパッチの仕組を理解してやっと意味が分かったけど、 これはやっぱり「mix-in にも使える」と考えた方がいいよねぇ。