2002年1月の小ネタ
1日
おめでとうございます。
塔矢行洋戦。恐怖の十九路盤、しかもそれなりに強く設定してあるせいか、やたらに時間がかかる。 3時間ほど、別の事をしながら相手をしてみた。逆コミなんぞ貰わなくとも楽勝。の筈だったのだが、 いつまで経っても投了してくれず、いたずらに時間を浪費するのに業を煮やし、 こちらから終局判定を持ちかけたら持碁(引き分けのこと)だと判定された。
ふざけんなジジィ!!
2日
夜、久々にシーマンの水槽をたずねたら、餓死・凍死・窒息死のトリプル安(違う)寸前だった。 危なかった。
一匹だけ残っている例の虫は、しばらくはピクリとも動かない状態だったが、ともかく生きてはいるようだ。 そう、シーマンに加えてこの虫も、しばらく育ててみる事にしたのである。何を喰うかよくわからんが、 とりあえず小麦粉を与えている。気のせいか、少し色艶はよくなったような。
4日
電子工作界に激変をもたらしたPIC。その次の波と目されるのがAVRである。 これがなかなか面白いワンチップマイコンで、扱いも簡単。が、気になるのは、AVRは何の略か、だ。 資料によると、なんと「特に意味はなく、Atmel社の造語」なんだとさ。
6日
GLibいいねー。今までGTK+は使っててもGLibは使っていなかったが、 なかなか便利。「(そんな処理が必要なアプリを)いまどきCで書くか?」というツッコミさえ無視すれば。
あと、singly linked listでの要素追加関数の呼び出し方が、
list = g_slist_append(list, element);
だというのは気に喰わないが。ついつい返り値を無視してしまう。
8日
やはりというか何とというか、ピクミンのCMソング「愛のうた」のCDは順調に売れているそうで、 今日付けの毎日新聞の夕刊で一面記事になっていた。それによるとすでに70万枚出てるとか。
私的にはこの歌もちろん気になっていたのだが、 昨年11月7日に任天堂のWebページでこの歌のCMバージョンが聴けるようになったその日に大騒ぎしてダウンロードし、 即日MP3化して夜中に無限ループで聴いていたのだった。その日にあまりに聴き過ぎて飽きてしまい、 次に自分でremixしてみたりしたけどそれも飽きたので、 肝心のCD発売日にはすでにどーでもよくなっていたのでありました。 そういう訳なので個人的にはどちらかというともう聴きたくない。「ぼくたちピグモン〜」 に代表される替え歌を含めて聴きたくない。
9日
最近モスバーガーに行くと、下敷きが「モスライスバーガー海鮮かきあげ(塩だれ)」になっている。 これの文章で「手塩をかけて丁寧に仕込み」という部分があり、ちょっと気になった。 普通は「手塩に」だろう。もっともこの文章の場合、塩をかけるという点が重要なので、 「手塩を」を意図的に選択したのだろう。で、本題は、 じゃあそもそも何故「手塩にかける」という言い回しになったのか。 「自分の手で塩梅を調節する=面倒を見る」が語源なのであれば、「手塩をかける」でも良さそうなものだ。 あるいは「かける」の意味が違っていて、単に塩をかけるという意味よりかは、 「会議にかける」とか「コンパイラにかける」の方に近いという事なのかもしれない。
ところで、この件に関して例によってgoogleにかけてみたのだが、 まぁインチキーな臭いのする説明の多いこと。加えて、個人でやってる“雑学メルマガ”とか雑学ページの類、 多いなー。あんなに沢山あるのに、上記の疑問に触れたものは見当たらない。 しかもどれもほとんど同じような説明がちょろっと書いてあるだけ。 どっかの本とか雑学辞典とかに載っている事を転載するだけのメルマガだのWebページだの、 いったいいくつありゃ気が済むんだ。
10日
八谷和彦と山形浩生の対談の最後の段に、
- 八谷
- この間ひとり/月六十万円くらいのSEの人に二十万円で働いてもらうにはどうすればいいか(笑)、 という話をしていたんですが、そのときに「アート」という言葉を出すとけっこうやってくれる、という話が出て。 その場合アートによってその人に月40万円の価値が産まれてるんですけど。
あっはっはっはっ。笑えねーよ。やっぱり金も欲しいです、ハイ。 でもついホイホイ引き受けちゃうんだよね。
週刊少年サンデーで将棋漫画。ジャンプが碁だから将棋?安易過ぎで素敵。 どうせならモノポリー漫画とかギプフ漫画にならないものか。 ラミィキューブ漫画やRasende Roboter漫画なら監修しますよ!!
12日
Windows用のとあるソース非公開のフリーウェアをダウンロードしてきて、付属の文書を読んでみたら
このソフトウェアへの表現規制を設けます。このソフトウェアの”欠点のみを挙げた批評”を禁止します。 批評をする場合は、このソフトウェアの”利点の割合を多くした文章”でのみ、これを認めます。
…うぷぷのぷー。どこの世界にここまで表立って「表現規制」を敷ける権力があるってのよ。 いいなぁ、コレ。今からでも遅くないから、「利点の割合を多く」して、批評書いちゃおうかな。 ちなみにそのソフトウェアは結局こちらの要件を解決できなかった。まぁネタにできたのでよしとするか。 これで半々くらいかね?
15日
最近SKKの辞書で、誤候補を削除する訂正が入ったのだが、「×疲幣(○疲弊)」「×打僕(○打撲)」など、 うっかりすると見逃しそうなのばっかり。これを見てて思い出すのは、 2年前に自分の辞書では「かお」の変換で、何の拍子でか、「顔」よりも先に「顏」が出るようになっていた事。 これに1年近くまったく気がつかず、そのまま「顏」と書いていたのだ。 例えば自分が出したメールを全部検索してみると確かにある一定の期間にだけ「顏」が見付かる。 これ、一種のfingerprinting(特徴付け)であった。
16日
小松君がたしか、 携帯電話のストラップに甘栗を付けてみたらなかなか良いと言っていた。 僕は携帯電話にストラップをずっと付けないでいたので事ある度に
「えー、ストラップつけてないのー? (ふん、どうせお前にはいいストラップを選ぶセンスもないだろうしねー)」
と人にとやかく言われてきた。加えていい加減古い機種(そろそろ5年経つ)なので、
「うわっぶ厚ー」
「なにこれこの重さっ」
「うわすごいすごい、ちょーでかくて重い。福地さん機種変しない派ですか」
松岡研の人はそれぞれのセリフに適当な人の声をあてて黙読する事
といったように、携帯電話自体をバカにされる事もある。 ここは一念発起して、自分の携帯電話、否、 ケータイに僕も甘栗をつけてカッコよくするのだ。 さっそく甘栗を購入、貰いもののストラップを加工して作成してみた。
…ちょっと持ち歩いたらすぐにボロボロ崩れ、あっという間に甘栗は崩壊、全ては台無しになってしまった。 全然駄目じゃん。あーあ、もう小松の言う事は信用しない。やっぱり僕の携帯電話にはストラップなんかいらないし、 機種変更もしない。
19日
GBA版「ヒカルの碁」ですが、塔矢名人が19路盤において、 20目以上の大差がついているにも関わらずいつまでたっても投了しないどころか、 自分の地に一眼の型をバンバン作り始めるという、二昔前の囲碁ソフトのような事をやっている。 こちらの地にも、どうあがいても活きがないのが明白なのにどんどん放り込んでくる。 (花五目の急所に放り込んできたりするんだけど、石は他の地と連絡してるから、死に目がない)
察するにどうやら地合がまったく見えていないらしく、自信満々の顔つきでいらっしゃる。 こういう時に投了を持ちかけると、お得意の名人パワーで持碁扱いにされるのは間違いない。 その判定に異議を申し立てる事はもちろん許されない。 仕方なく塔矢お父さんが自分の地を埋めつくすまで付き合うハメになるのだが、一手三分以上かかるので、 ただただ時間を浪費するばかり(仕事しながらだからいいんだけど)。 明日はラミィキューブの決勝大会があるっつーのに…。このゲーム、 400手まで打つと自動的に持碁になるらしいんだけど、まさかそれを狙ってるんじゃないだろうな。
それにしても、今どきこういうものを世に出していいのかね? 例えばGNU goの場合、 死に石の判定等で自信が無い場合は人手にゆだねるようになっている。 現在のコンピューター囲碁ってそういうもんなんだよ。コンピューター側で全てを判定しきる事は困難な問題なんだ。 それをわかってるのかコナミは?GBAの処理能力じゃ無茶なのはわかってるんだから、 19路盤は入れない方が良かったと思うよ。初心者向けなんだし。
20日の午前4時43分、とうとうしびれを切らして、名人に終局判定を持ちかけた。 いちおう名人の顔がしょぼんとした状態になっているので大丈夫だろうと思ったけど、 あぁまた持碁扱いだよ!!!いっそ塔矢お父さんがブチ切れて碁盤ひっくり返すとか、 そんな演出があった方がまだマシだよ!!310手の長丁場、もうかれこれ6時間近く打ってたというに…。 もしかして、ゲーム達成率100%は永遠に迎えられないようになってるんじゃなかろか…
20日
ラミィキューブ決勝大会は怒涛の10連敗、すなわち予選ラウンド全敗で敗退。強くなりてぇ…。 今年はちゃんと強くなる事を目指そうかな。もっとも、体調管理の悪さの方が問題で、 ほとんど一睡もしていない状態で試合に臨むというのがそもそも間違っているとも。眠くて眠くて、 普段より三段は読みが浅い。
管理が悪いのは体調よりも自分のスケジュールっつーのが本当ですが。というよりも、 単にとっかかりが異常に遅い&モチベーションを上げる努力を怠りまくりなのだ
一応断っときますが、昨日はヒカルの碁のせいで徹夜したのではなくて、 徹夜のお伴にヒカルの碁をやってただけですので。
21日
matroxのビデオカードG450の matrox製Linux用ドライバーでTV Outがサポートされない理由について、 matroxのサポートページにユーザーが投稿した興味深い記事があった。 lightxx氏の推測では、TV Outをサポートするとなるとmacrovisionのコピー防止機能を働かせなければならない。 オープンソースのドライバを供給してしまうとそれをOffにする方法を解析されてしまうのを懸念しての事ではないか、 との事。なるほど、細部の検討はやりようがないが、納得できる。こりゃ難しい話だわ。でも、 まとなTV Outができるビデオカードは少ないんだから、なんとかサポートしてくれないかなぁ。 TV Out問題はフリーOSを使う世界中のVJが抱える問題なのだ。やっぱりG400を買っておきゃ良かったよ…。
23日
えーっと何だっけかな、ほら、「詳しく原因を調べてみるよ」ってのを英語で書くんだけどさ、 変に凝ってはいないんだけどピタッと来る表現があったじゃない。自分でも何度かメールで書いてるんだけど、 一語たりとも思い出せないから検索のしようもない。あ〜気になる。
⇒思い出した。“figure out”で意味は「(原因を)見付ける、明らかにする」といったところ。 ちと違ったね。
今日は午前中に駒場で書類に判を押し、その足でSonyCSLに出向き、そっからさらに大岡山へと向う計画。 CSLはJR五反田駅から歩いていくと距離があるので、いっそ全行程自転車で行ってやろうと思い立つ。 まずは駒場。その後、今日発売の本を買うために渋谷のBook1stへ。 ついでにたった24Pの為に恥ずかしい思いをして別のとある本を購入。もうBook1stでは買物はできん。 さらに19日に発売になっていた仙波清彦の新譜を買うつもりだったのだがすっかり忘れて五反田へ。 山手通りを南へとぐいぐい自転車をこいでゆく。
いい加減へばってきた頃にCSLに到着。 用事を済ませた後に高林君のとこに顔を出す。 おや、なんかフロアがパーティーセッティングになってるぞ。なんと今日は、 もうすぐ還暦を迎える某土井さんの為のサプライズパーティーだったのだ。ツイてるぜ?!
その後高林君の尽力があって、EffecTVの売り込みを図るべく、 CSLのフロアにEffecTVを常設展示した。 例によってありがたい紙片つき。 結局大岡山に行く事なく、また山手通りを北進して帰宅。
25日
バーターでquickml.comの宣伝をする事になった。 とりあえず第一歩として、平均20 uniq view/dayのこのページで宣伝してみよう。
以上だ。すまぬ、ちゃんと考えるから…
今日思いついた新語「超室温伝導」。まったく意味不明。
28日
あの“幻になりかかった”ゲーム「ビルバク」が3月20日発売決定だそうだ。 この日はあの「ラクガキ王国」の発売日でもある。 「ラクガキ王国」はほとんどTeddy + Aliceだが、 勝手に歩き回る(動作をつくる)部分はいい発展、かもしれない。