2000年5月の小ネタ
1日
いつもは終電間際の電車を乗り継いで家に帰るのだが、今日はそのパスを逆向きに辿り、大学へ行った。 0時0分をちょっと過ぎた頃に大学に到着。さぁ、長い一日の始まりだ。
んでもって今日発見した新しい寝方。上半身は床に横たえ、ふくらはぎを椅子に乗せる。 足のむくみの解消に効果があるとともに、上半身を机の下に突っ込めばスペースの節約にもなる。 端から見ればこれ程珍妙な寝相もないもんだが、床の上であぐらをかき、 椅子の上にアゴをのせて寝ていたサカエ君に比べればまだましである。
2日
なんと、行きつけの理髪店の軒先に毎年やってくる燕の巣を作っていたのは、 その理髪店のマスターであった事が判明。「今年も巣作りの季節だなぁ」ってのは、そういう意味だったのか。
といっても、始めのうちはちゃんと燕が巣作りをし、卵も産むのだが、 雛が育ってくると重みに耐えかねて巣が落ちてしまうので、仕方なくマスターが面倒を見ているのだそうだ。 手抜き工事をする家系なのか、巣材の質が落ちているのか、単に多産なのかは謎だ。
3日
連休初日は快晴。論文を書くにはもってこいの気持ちのいい日だ(ドチクショウ)。 さすがに大学へ直行する気にはなれなかったので、自由ヶ丘から適当に散歩。
2月13日の小ネタに書いた、 「努力は才能です」の電光掲示板、とうとうその説明らしき文言が表示されるまで見てしまった。が、
「『努力は才能』であると、テレビのスイッチを入れた瞬間の画面で知りました」
…って、これじゃさっぱり理解不能である。この文言の前には、「何もしないで健康にはなれません」 といった内容の文章が表示されていた、という事を考え合せてもやっぱり理解できない。 もしかして「努力」って、行為を指すのではなくて、「画力」とか「歌唱力」のような、 “能力の一種”という事なのかも。ってぇ事はこれからは「すいません、ぼく努力が低くて」 「いやぁ努力ばっかりは才能ですから」って事でバンザイって感じですか。
ところで、スイッチを入れた瞬間の画面って、あったまるまでの真っ暗な状態を指しているんでしょうか。 放送終了後のノイズ画面からなにがしかの啓示を読み取る人は結構いるそうですが、 この薬局の人は真っ暗な画面のどういう部分にインスピレーションを感じちゃったんですかね。 「麗脂珍」キメてると何か見えちゃうんでしょうか。
5日
ピアノとバイオリンの発表会の撮影で横浜みなとみらい小ホールへ。 このエリアに来るのは初めてなのだが、面白そうなところである。二人以上で来れば…。
法則その一。うまい演奏者ほど花束が貰えない。
法則その二。体の揺らし具合は演奏の巧拙にあまり関係ない。
8日
松本隆作詞家生活30周年記念番組をNHKでやっていたのを見ていたらいろいろ聴きたくなってきたので、 とりあえずはっぴいえんどあたりから。「赤道小町」とか「シベリア鉄道」とかもちゃんと聴きたいのだけど、 山下久美子や太田裕美のベストアルバムとかを探せばよいのかな?え、松田聖子も?
夜の研究室、誰もいないのをいい事に熱唱するわたし。そして知らないフリをしてくれる後輩。
11日
何はともあれUNIT SEMBA+はにわ隊の『骨盤クラッシュ!ライブVol.2』@六本木PIT INN。
リズム、リズム。リズムの嵐。はにわ隊が産み出すビートの波はライブ冒頭からいきなり炸裂、 会場は瞬時にしてうねりにもまれ、体はまるで超強力マッサージ機(プロ仕様)で全身くまなく叩き上げられたかのように血行が良くなり、 心地良い浮揚感に包まれる。あぁっ、自分でも何書いてるかわからん!
そしてステージは、ベースの坂井紅介と中原信雄が加わり、UNIT SEMBAへと変身、 ドラムンベースの生演奏状態へと突入した(かなり違うか)。仙波氏の言葉をそのまま使えば、 「リズムとベースラインを書き上げた瞬間に完成した曲」という感じ。仙波氏が叩くドラムや、 はにわ隊(含む山田貴之)のパーカッションがあまりにも表現力ゆたかなので、 他の楽器が入り込む隙がないのである。最後にはUNIT SEMBA+はにわ隊でオレカマ! ベース付きのオレカマだぜ?!しかもシメのリズム(でででででででん!)で終わったと思ったら、 BPMを上げて二周目!!かぁ〜っ!!えっ、三周目?!!
12日
ほっとするわたし。
「誕生日何してる?」
「家にいる。用事はない」
…誕生日イベントが誕生日当日にだけあると思うなよ。という訳で14日にメルヘンで祝ってくれる人募集中。 単に運動会で会うついで、とも言うが。
13日
四捨五入するな。
街中で耳にした、あるおばさんの一言
「あなたのものはわたしのもの、わたしのものはわたしのもの」
ジャイアンおばさんだ!ジャイおば!
とあるネット系ベンチャー企業の社長とランチョンミーティング。なんてとれんでぃな俺。 オフィスにも伺ったのだが、目の前で机が二つ組み立てられたりPCが届いたりと、 今まさに起ち上げ中、という感じでとても楽しそうだ(失礼だが)。
14日
今年こそ開会式前から見物しようと思ったのに、睡眠不足に負けた。俵取りも見られず。 そしてまたしてもパフェを二度喰う羽目に陥りそうになるも、今年は断固拒否。
「要領次第」の騎馬パン喰い競争で、ひとつのパンを二人で奪い合うという状況が発生。 どうせならもう少し頑張って欲しかった。
そして、「高三棒倒し」で、肩入れ状態から立て直して引き分けに持ち込んだ試合が発生。 素晴しい健闘に拍手。
15日
サントリーのソフトドリンク「DAKARA」のTVCM。 小便小僧が数体集まって「何らかの方法で体のバランスを保たなきゃね」 とか何とか言ってDAKARAをグイッと飲んだ後、いきなりジャーッと小便を放出するシーンがあるのだが、 タイミングよく画面横に小さく表示される文章は「飲んだ後はリサイクル」。
18日
Ben&Jerryのアイスクリームにはまってみたりする。バナナチョコレートウォールナッツが良い。 しかし、アイスクリームの中の冷えたチョコチップというのはあまり好きになれない。
一生遊ぶためにNINTENDO 64を高宮君から譲り受ける。
19日
帰りの電車で、右側を阪神タイガースのメガホンを持った人に、 左側を阪神タイガースの手提げ袋を抱えた人にそれぞれ座られてしまった。 こうなってしまうとやはり僕も阪神ファンになるしかないのだろうか、ってオセロ(リバーシ)じゃないんだから、 ってそりゃサディスティック19。
ところで日本オセロ連盟のページでは、オセロの成り立ちは100%長谷川会長の独創という事で説明されているが、 同じルールのゲームが19世紀頃からあったのはゲームに詳しい人であれば誰でも知っている事実。
合コンのセッティングなんて振られても困るわーい。それにしても「合コン」が「合同コンパイル」 の略だとは知らなかった。
20日
多摩美術大学にてゲーム。人にゲームを紹介するのはとても楽しい。 実際にプレイできたのは「マンハッタン」「カタン」「Basari」「Fantasmi」「Rasende Roboter」。 他に持っていったゲームは見せるだけにとどまる。やはりドイツゲームの美しさは、 美術大の人々にも評判が良い。 e-projectの盤やコマも強化される事を期待します。
ついでに柴山研の学生をカタンにハメる事に成功したらしい。 これで大学でもカタンやBasariが流行るといいな。
24日
研究って、毎日やってないとすぐに頭がなまる。 スポーツでよく「一日サボると三日戻る」とか言われるが、まさにそんな感じ。 「そろそろちゃんとやろう!」を標語に今日から頑張ろう。と思う。
上でそんな殊勝な事を書いた後でこんな事を書くのも何だが、ハートのかけら、 最後のひとつがどうしても見つからない。いろいろと情報を集めてみたのだが、 どうも全てのハートのかけらをすでに取っているとしか思えない。という事は…バグ?
26日
この度初めてPremiereを使ったビデオ編集というのをみっちりやりました。
あのさー、Adobeさんよ、あんなものを商品として世の中に出していいの? ちょっとひど過ぎる。「ノンリニア編集」ってのは時間を無駄にするだけ。 普通にリニア編集した方がはるかに効率が良い。Premiereゴミ。クズ。カス。ラッパ。
やっぱりアプリケーションってまだまだ未熟。Dog yearだ何だと言うけれど、 ソフトウェアに限って言えば進歩の速度はちっとも早くなってない。 僕らが生きている間は、まともなコンピューティング環境というのは実現しないだろう。 こんな状態のままUbiquitousとかWearableにつっぱしっていいものかどうか、ちょっと悩む。
31日
ハートのかけら収集、終了。わたしの勘違いでした。
ここ最近、茶筌を使った自然言語処理で、 「××占い」をでっちあげるというプロジェクトの予備実験をしている。 これがうまく行くと、ロボットを走らせてあちこちのWebページから語彙を習得していけば、 様々な分野での「××占い」ができあがる、という筋書きなのだが、 形態素解析の結果からだけではうまく行く筈もなく、 さらに一段上の解析が必要だという事が(わかってはいたけど)はっきりしてきて、かなりやる気なし。
この話を同僚に話したら、「そうやって得た固有名詞と、性格との関連はどうやって解析するんですか?」 と聞かれたのだが、そんな事はハナから考えてませんでした。でたらめに表示しときゃいいじゃん。 だって、そーゆーもんでしょ?あの類。