2000年2月の小ネタ
1日 ![[id]](/img/id.png)
目指したのは「塀際の魔術師」だった。
現実は「崖っぷちの道化師」だった。
2日 ![[id]](/img/id.png)
ところで正解は「A.ルーシー B.オリーブ C.オリーブ D.オリーブ」でした。
3日 ![[id]](/img/id.png)
論文にカタカナ語ばっかり書いているとさすがにちょっと反省して、少しは日本語訳を考えにゃぁならんなぁと思ったりするのだが、柳瀬尚紀訳の本を読んだ直後の頭では、「device」という語からいきなり「出囃子」を連想してしまったりするので、どうしようもない。
4日 ![[id]](/img/id.png)
いいじゃないか。修論だもの。
ええじゃないかええじゃないか。Tgifでプレゼンしたってええじゃないか。途中でmoreに切り替えたってええじゃないか。ゼルダやってたってええじゃないか。論文にギャグを入れようとして1時間考え込んでたってええじゃないか。
5日 ![[id]](/img/id.png)
せっかく忙しい合間をぬってゼルダを進めたのに、オカリナを吹こうとしたらオカリナを口から離せなくなって、リセットする羽目に。一気に気力が抜けてそのまま寝てしまう。修士論文の「謝辞」の次のページに「罵辞」というのが用意してあるのだが、このバグは罵辞入り決定だな。
6日 ![[id]](/img/id.png)
Debian の glibc パッケージには、 2.1.2-0pre5 から奇妙なリリース名がついている事に今日気がついた。“Perl Sucks” だの “Pot-smoking Pikachu” だの、なんなんだ。
実は僕の修士論文でも、細かいバージョンアップに伴って「なんちゃって修論」→「とりあえず修論」→「それなりに修論」→「事実上修論」と名前が変わっていたのだったりして。
7日 ![[id]](/img/id.png)
修論リリース。リリース直後に深刻なバグ発覚。小手先の修正では除去不可能なのでこのまま放置し、「Yet Another 修論」略して「やしゅろん」の開発がスタート。
今月末までには正式リリースし公開に漕ぎつけたいものである。
8日 ![[id]](/img/id.png)
修論発表終了。終わってしまえばなんてことはない、なんてことはなく、体に残る疲労感がここ数週間の非人間的な生活を物語っている。まぁそれでも明日からは比較的平穏な日々が戻ってくると思えば心も軽い。とりあえずはここんところ単なる日記と化しているこのページ、明日からちゃんと「小ネタ」らしき事を書こう。
9日 ![[id]](/img/id.png)
村田陽一 + PONTA BOX + 仙波清彦からなる『MURATA BOX』を聴きに新宿PIT INNへ。あの狭い客席に120人近く詰め込まれていた。当日券で入ったので、当然立ち見。疲れた体にさらに鞭打つハメになるも、凄い演奏の前に完全にふっ飛んだ。
圧巻は佐山雅弘の名曲「Concrete」と、SOLID BRASSの次のアルバムに収録予定の「M7(仮題)」。前者では途中、仙波清彦による駄楽器ソロが5分程入っていて、これがまた凄かった。村田陽一のトロンボーンがまたいつも以上に「Concrete」の迫力を増していて、もう最高!! 「M7」は、「PONTA BOXにやって欲しいなぁと思って書いた、難しい曲」と村田氏が言っていたが、その言葉通り、7拍子を基調にした激しい曲で、佐山氏はもう右へ左へ大爆発していて、終わった時には譜面を投げつけて快哉を叫んでいた。今日聴いた「M7」は、まさに「真のM7」。 SOLID BRASSのライブやアルバムでは聴く事ができないのだ。いや本当に来て良かった。はーちゃん、教えてくれてありがとうございました。ここ数週間は修士論文にかかりっきりだったせいで、暴れたくてたまらない状態だったのだけど、お陰で思う存分暴れる事ができました。
10日 ![[id]](/img/id.png)
ちょっと前に見た夢の話。NHKのニュース番組で合間にやっている季節ネタのコーナーで、どこかの海で何かの養殖の取り入れの場面を写していた。やや沖合いの海で、小舟に乗った漁師が懸命に網を手繰っているのだが、引き揚げられてきた網にはまっ白なカマボコが連なっていた。そして現実の僕は頭の中で「なるほど、この世界ではきっと海中に板を沈めておくとだんだんカマボコが形成されていくに違いない」事を理解していた。
…という事は同じような方法で、鳴門海峡において作られているのだろうか、「なると」は。
11日 ![[id]](/img/id.png)
ちくわとちくわぶ、字面は似ているが実物はあまり似ていないし、世間の扱いも大きく隔たる。ちくわが好きな人は多いが、ちくわぶのファンだと公言する人を僕は知らない。ちくわを使った料理は多いが、ちくわぶ料理は滅多に見ない。「ちくわ」という仇名の友人はいるけど、「ちくわぶ」と呼ばれている奴は見た事ないし、いたとしたらそれはあまりにも可哀そうだ。
何でこんな話を書いているかというと、特に理由はないのだが、「なると」や「ちくわぶ」はどうしてあんなギザギザした形状になったのだろう、という事をおでんをつつきながら昨日の小ネタの話と絡めて考えていたのだ。ちなみにそのおでんにはちくわぶは入っていなかった。
12日 ![[id]](/img/id.png)
新米は、うまい。新米の季節ともなれば心は躍り、御飯が炊けたとなると、なに、今日のおまんまは新米かい、おいおいそしたらそんな古漬けなんざぁいらないよ、新米のおまんまとなりゃぁおめぇ、めしだけで三杯は食えるねぇ。塩鮭の辛いのなんかあった日にゃぁもうあるだけ食べちゃう。え、もうない、なぁに心配するな、去年買った新米がまだとってあるから… いくら去年は新米だったからって一年経てばもう古米でございます。
が、例えば新米研究者とか、新米歌手なんてのはちっともうまくないしありがたくない。「だいいち食えねぇじゃねぇか」ってそんな話をしているんじゃなくて、なんで経験の浅い新人の事を「新米」と称するのだろうか。「新米」のおいしさ、ありがたさとちっとも重ならないので不思議に思っていたのだが、三省堂国語辞典によると、どうやらコメとは関係なく、「新前(シンマエ)の変化」なのだそうだ。
「おい、あの小せぇ奴、新米かい?」
「いいえ古米(こまい)でございます。」
おあとがよろしいようで…
13日 ![[id]](/img/id.png)
京王井の頭線渋谷駅のホームから見える薬局の店頭には電光掲示板が設置されている。普段は「私の麗脂珍体験〜通風が治った」とかいった内容の文が流れているのだが、今日、ホームを歩いていたらその電光掲示板に
努力は才能です
と、一言表示されているのが見えた。その後に流れた文は例によって「麗脂珍」の薬効を謳ったもので、いったいどういう文脈で上の言葉が表れているのか、まったく見当がつかない。一周するまで待とうかとも思ったが、その前に次の電車が出てしまいそうになったので今日のところはあきらめた。それにしても…
14日 ![[id]](/img/id.png)
風邪をひいている時というのは、どうしてあんなに寝られるのであろう。普通なら、あんなに寝たら気持ち悪い、というぐらいの時間を、風邪でふせっている日にはこんこんと眠り続けてしまう。あ、風邪で体調が悪いから気にならないだけなのか。
全身を布団でくるんで身体を暖めつつ、ノートPCで作業する良い方法はないものだろうか。うつぶせになって亀みたいにしていると肩口が冷えるし、腕も疲れる。あおむけになって、布団の上にノートPCを載せると、やはり腕が冷えるし、画面が見にくい。という訳で、ノートPCに外付けキーボードを接続して、キーボードは布団の中で操作する、というのを考えたのだが、まだ実行に移していない。いろいろ試しているうちにいよいよ病状が悪化してきたからだ。
15日 ![[id]](/img/id.png)
林君に合わせておくと、言えない、口が裂けても言えない!
ところが、こういう事を言うと「そうか、本当に裂けても言わないんだな?!」と言って口に両手をかけてくる先輩が昔いたために、言えない、口が裂けそうになるまでは言えない! と言う癖がついていた。ところが高校を出てからはこの言い回しが不思議がられる事が多いので、意識的に「裂けても〜」を使うようにしている。こんな言い回しを口にする時ですら一瞬躊躇してしまう自分が、つくづく阿呆らしい。
似たような話では、加山雄三の「君といつまでも」の中で、「死ぬまで君を離さないよ」というセリフがある。「死んでも君を離さないよ」と言わないところがサワヤカだねぇ、なんて話をかつてしていたのだが、おっと危い。今日はこの辺でおしまい。
16日 ![[id]](/img/id.png)
「かりんとう」と「きんぴらごぼう」は大変良く似ている。「どこが似てるんだ?」とお思いの方は多いかもしれない。僕もそう思う。がしかし、似ている事にしておかないと、今日の夜中に「きんぴらごぼう」の文字を見て「あぁ、かりんとうか。喰いたいな。」と思った僕の頭はどうかしているという事になってしまうではないか。それとも、「我が家では昔から、きんぴらごぼうと一緒にかりんとうを食卓に供する習慣があった。」という事にでもしておいた方が無難だろうか。
17日 ![[id]](/img/id.png)
いろいろやっていたらどうやら風邪の症状も治まってきた。今日やった事のうち、どれが直接の要因になっているのかはよくわからないので、とりあえず列挙しておく。
- MURAでミルクティー(ジンジャー)とチャパティを食べる
- 友人とバカ話で盛り上る
- INTIでウンジャマラミー・エアロスミスの音ゲーム・サンバDEアミーゴをやる
- 友人が「北酒場」を熱唱するのを聴く
- The Typing of The Deadに軽く1000円以上つぎこんでクリア
みなさんも風邪がなかなか治らなくて困ったら、上記を一通り試してみてはいかがだろうか。
18日 ![[id]](/img/id.png)
なんだか久しぶりに他人を「ダメ人間」と評している文章を見て思い出した事。高校の頃、一つ上の学年に、書道部とコンピューター同好会を中心とした奇妙な集団がいた(この二つ、部室が隣り同士であったというのがそもそも因縁である)。僕はこの集団によく馴染んでおり、いろいろとかわいがってもらっていたのだが、彼等に教えてもらった事の一つに『人間「だめ」「ひどい」二元論』というのがある。つまり世の中、ダメな人間かひどい人間しかいない、というものである。
そしてダメ人間の中でも特にダメな奴を「キングオブダメ」、特にひどい奴を「エンペラーオブヒドイ」と称するのであった。ちなみに僕は「二代目エンペラーオブヒドイ」の称号を頂いたのだが、読者の中には、成程当時からそういう奴だったのか、と納得している方もおられるだろう。
まぁ何にせよ、他人の事を「ダメ人間」呼ばわりする奴の覚悟がどれ程のものか、新入生との顔合わせの日がちょっと楽しみである。(おっと、書いちった)
とか書いている一方で、ダメの極北のようなページを準備していたりするのだから、人間というものは、二元論では語り切れんのである。
すっかり忘れていた!!「モンティ・パイソン」TVシリーズのビデオのリニューアル版、もう売ってるじゃねーか!! 一本3,800円!!全財産はたいてでも買いにいかねば!!(やっぱりダメ人間呼ばわりっすかね、あたしゃ)
19日 ![[id]](/img/id.png)
「かりんとう」と「きんぴらごぼう」の謎が解けた。「きんぴらごぼうのかりんとう」という商品が、家の台所の棚に置いてあったのだ。きっと、これを無意識に見た記憶が残っている状態で「きんぴらごぼう」の文字を見たために「かりんとう」を連想したのだろう。やれやれ、これでおのれの頭がどうかしたかという疑惑は晴れた。
で、その「かりんとう」を食べていてまたしても唐突に思い出したのが「江戸の名物」である。これは何かというと「春の七草」や「寿限無」みたいなもので、並んでいる単語を片端から覚える事に意義のあるものなのだが、なぜ思い出したんだろう? とりあえず書いてみよう。「武士鰹大名小路広小路お茶屋紫火消し錦絵火事に喧嘩に中っ腹伊勢屋稲荷に犬の糞」 …あぁ、なるほど…
20日 ![[id]](/img/id.png)
急募!「グリコプッチンプリン」をカップから出した状態で縦に5個以上積み重ねられる方!
21日 ![[id]](/img/id.png)
結婚式と言えば、引出物としてまずカタログが渡され、その中から好きなものを選んで葉書を送ると品物が郵送される、というシステムにかつて遭遇した事がある。一見良いようだけど、これはやっぱり変だよな。選択肢を与えるのが良いという発想は、次に「選択の幅が広ければよい」という発想につながる。という事は、このシステムの最終形は「商品券」、そして「現金」だ。御祝儀を貰い、その中から数千円を現金で返す。そんな阿呆くさい事は普通だったら考えられない。同じ事はお中元やお歳暮にも言える。「選択肢を与える」のは常に正ではないのだぞ、と、これは自戒の意味も込めて。自分は選択肢を羅列して最終選択を他人に任すというのは、自分は楽だからしょっちゅうやってしまうんだよね。
22日 ![[id]](/img/id.png)
「こだわる」という言葉は、僕の語感ではあまり良い意味ではない。実際、「こだわる」のは所詮細かい事だし、その意味は「心がとらわれる」であり、漢字で書けば「拘る」だ。それを承知で、僕がこだわっているのは、「ビデオゲームはあくまでゲームの一種」であり、「トランプとは切札を指す」である。
他にも、ねじ回しは正しいサイズのものを使って欲しいし(研究室の機器はネジ山がなまっている物が多く、また僕の私物のドライバーもみんなに貸しているうちに先が崩れてきた)、「すごい腹が減った」と言えばそれは「すごい腹」が減った、という意味だと思うし、カロリーメイトはフルーツ味の方がうまい。
23日 ![[id]](/img/id.png)
「巻末飴子」ってなんじゃいなー!!と、一般読者を突き放して今日の小ネタ終わり。
あ、プッチンプリン、凍らすのは駄目だからね。
24日 ![[id]](/img/id.png)
新宿にある「樹庵」という喫茶店は、「男性のお客様は女性同伴でないと入店できない云々」という条項が掲げられている、実に敷居の高い店なのだが、本日めでたくその敷居をまたぐ事ができた。のはいいのだけど、実においしそうな“デザート”の数々に付けられた、「秘密の関係」だの「楽園の休日」だの、口にするだけで舌先が曲ってしまいそうな名前に完全に撃沈。「ババロアババーン(c)ガルーバ
」と良い勝負だ。とはいえ、店員さんを前にモゴモゴと口ごもりながら頼んだ「楽園の休日(グレープフルーツ果肉/クリームブリュレ/オレンジソース)」は、たしかにとてもうまかった。
25日 ![[id]](/img/id.png)
あぁ、あの時に戻れたら、あんな失敗は二度と繰り返さないのに…と思った事は誰しもあるだろう、と信じたい。僕は、そんな類の悔恨を山のように抱えていて、しょっちゅうそんな事を考えたりする。ま、「人生やり直し」なんて事は現時点では不可能だし、未来永劫おそらく不可能であろうから、そんな事は考えるだけ無駄なのだが、せめて、せめて過去に戻って、あんな事を言ってしまった自分を、あんな事をやらかしてしまった自分を、ポカリと一発殴ってきたい、それだけでもなんとか実現できないものだろうか。
そういえば、時々ふいに頭がズキンと痛む事があるのだが、もしかして未来の自分が僕の事をどついているのかもしれない。もしそうなら、未来の自分に一言「タイミングはずしてない?」。
26日 ![[id]](/img/id.png)
ここんとこ、たて続けに「モンティ・パイソン」のビデオを見まくっているので、思考がだいぶ毒されている。街中でSilly Walk(バカ歩き)をしたい衝動を抑える事ができなくなってきた。
And now for something completely different.
今日の募集広告:「プッチンプリンの容器の突起部分(プッチンする所)を集めている方求む。 100個以上お持ちの方のみ。」
27日 ![[id]](/img/id.png)
そうか!ネタが無い日は何も書かなきゃいいんだ!!
そうはイカのトンカチ。はて、何故トンカチなのか?バナナで釘が打てるように、凍らせればイカもトンカチになる、という事か。しかし、事件の無い一日であった。
28日 ![[id]](/img/id.png)
自分では特に意識していないのに、ふいに何かしら奇妙な文句が口を突いて出てくる事がよくある。その時の自分が置かれている状態に深く関係している、という訳ではなく、むしろ関連性がまったく見出せない言葉が出てくる事の方が多い。今日は、「さぁ皆さん、懐中電灯の準備はよろしいですか?」だった。一体どこの誰が、どういう状況でこんなセリフを言うのだろうか。
29日 ![[id]](/img/id.png)
渋谷駅に“kirihito”のニューアルバムのポスターが!!あの二人の人形が写っているのだけど、どちらもあんまり似ていない。
そういえば数日前に通学用MP3選集にkirihitoの曲を追加したばっかりだ。ちなみに現在MP3選集は87曲、時間にして6時間分になっている。ジャンルは実にごちゃ混ぜなので、シャッフルして聴いているとめまいがする。