2006年12月の小ネタ
1日
今頃になって昨年度の業務評価の提出を迫られる。仕方ないので昨年度の業務日誌 (単なる日記ともいう) を読み返していたら、実にくだらないメモを発見。
近所の飯屋で、甘辛く味つけした大学芋が出た。これを「大学院芋」と呼ぼう。
屋根の形を階段状にして、上向きの面を白、横向きの面を黒に塗れば、夏は涼しく冬は暖かになる。
後者は意外に実用的だったりしないかな。
2日
下北沢にあるちっこいゲーム屋でも Wii の入荷があり、 昨日の夜から行列が始まっていました。 で、今朝7時頃にちょっと見物に行ってきました。
現地に着いたら丁度整理券を配り始めるタイミング。30人程に整理券を配って終了。 販売開始は11時からとのことで、整理券を受け取った人々は満足して帰っていった。
行列の先頭のアメリカ人とおぼしき人は0時頃から並んでいたそうな。 どっかで見覚えあるなと思って「そういえばお前 PS3 の時も並んでなかった?」 と聞いたら、「うん、でもあれは友達の分」だって。 行列先頭グループの連中は夜を徹して語り通したのか、打ち解けた雰囲気で 「ソフト何買う?」「全部でしょ全部」といった会話をしていた。
6日
WISS 2006 に参加。 今年は岩手県盛岡市つなぎ温泉で開催されている。
例によってチャットあり、ウケ狙い発表ありの会議で、 面白いことは面白いのだが、論文投稿数の減少は気になるところ。 もっともそういう自分も今年は自分の発表はないんだけど。
7日
デンソーアイティーラボラトリの大坪さんの発表が、あまりにも完成度が高く、 参加者にも大好評だった。どこがどういいのか、説明するのは難しいんだけど、 とにかく内容も話すタイミングも完璧。普通、 スライドをめくったりアニメーションを進行させるとき、一瞬の間があったりするんだけど、 大坪さんの発表にはほとんどそれがない。 どれほど練習したらああいう発表ができるのだろうか。
8日
今年は懇親会担当として参加しているので、連日の夜中の宴会には最後まで付き合っているのだが、 さすがに二日連続で睡眠時間が4時間を割り、さらに昼間の会議もしっかり参加というのはさすがに辛い。 それでもエクスカーションにはしっかり参加。バスの中では熟睡だったが。
エクスカーションの中には、「あさ開」の見学が含まれていたのだが、 酒蔵まですぐそこ、という場所でバスのガイドさんがちらっと解説してくれた、 十六羅漢像が立ち並ぶ「らかん公園」があり、そのあまりにも不思議な光景に心魅かれたので、 酒造り工程の見学が終わった後、バスが出るまでのわずかな間に行ってみた。
そこは、中央の広場を囲むように十六体の羅漢像と五体の如来像が立ち並ぶ、 不思議な空間であった…とはいうものの、それぞれの像はそれほどいかめしい姿をしている訳でもないので、 そんなに怖い雰囲気でもないかも。たぶん、近所の子供達はこれらの羅漢像を駆使する遊びを開発しているに違いない。 ぜったい、登ったりボールぶつけたりしてるよな。
妙につぶらな瞳のらかんさん
10日
久々の EffecTV のインスタレーションを、六本木 SuperDeluxe で。 今回はさらに、Laser Trail Tracker 用のプログラムを流用したパフォーマンスを、 ライブフラワーアレンジメントとのコラボレーションという形で実施した。 これ、結構いろんなスタイルに応用が効くことをあらためて確認した。 もうちょっと機能を整理してから、独立のソフトウェアとして作り込みたいなぁ。
12日
libqrencode をリリースしました。マスク選択の部分が若干怪しいような気もするんだけど、 読み取りはできるようなのでリリースします。 公開ソフトウェアでは初の バージョン 1.0.0。
15日
Binary 2.0 カンファレンス (略して b2con) は、あっというまに満員御礼になってしまったので参加を諦めていたのだけど、 野首さんの発表補佐という形で無理矢理参加させてもらうことに成功した。 そういう訳で今日は夕方から神保町の会場へ。会場は 100人を超すバイナリアンで埋まっていた。
今回、野首さんの発表で急遽予定していた音が使えなくなったため、 代わりの音を出すために用意したのは、マイク入力の音声に反応する矩形波テルミンと、 2.4KHz と 1.2KHz を交互に出力して音を鳴らす、題して "Kansas City Standard" という、とってもバイナリィな 2 作品。がしかし、この二つ、結局ほとんどノイズ音みたいなもんなんだよね。 普段、実験音楽とか前衛音楽のノイズっぷりをけなしている割には、 おんなじものを作っちゃった感がありますが、ま、コンセプト先行のウケ狙いということで、 勘弁してください。
20日
"Ryzom" という MMORPG のゲームエンジンの権利を買い取ってフリーソフトウェアにしよう、という "The Free Ryzom Campaign" が始まっている。キャンペーンではすでに支援金の約束を 17万ユーロ分集めている。
面白いのは、今集めているのは支援金そのものではなく、 将来その支援金を払うという約束であること。現時点では彼等は金を受け取っていない。 というのも、Nevrax から権利を買うのに失敗する可能性もあるからだ。
FreeSoftware Foundation もこの運動に協力し、6万ユーロ近くの資金を提供しているそうだ。 なんでもこれが実現すればフリーソフトウェアのゲームという領域も活気づくだろうという見込みがあるらしい。 しかし、ゲームエンジンや Ryzom というゲームそのものの権利を獲得できたからといって、 Ryzom 以外のゲームワールドや類似エンジンが本当に作られるのだろうかというと、 ちょっと疑問だなぁ。もっとも、WikiWiki 的にユーザー参加でゲームワールドが作られていったりするようなプロジェクトが出てきたりすると、 面白いものができてくるかもしれないけど。「どうぶつの森」の、もっと殺伐とした版とかね。
21日
先日の Binary 2.0 カンファレンスで、八重樫さんの PS3 でのプレゼンテーションと似たようなことができるソフトウェアを見付けました。 PDFCube というのがそれで、 PDF を立方体に貼り付けた状態で閲覧できるというもの。
23日
先日発売の Times 誌で発表された、今年の Person of the Year は "You" ということだったが、 今後、履歴書や著者略歴とかに「2006年 Times 誌の "Person of the Year" に選ばれる。」 とか書いみるというのはどうだろうか。
24日
今日は恵比寿リキッドルームで開催されるテイトウワのイベントで、 Golden Pink Arrow♂のライブをやるというので、 行ってきた。クリスマスイヴにズッコンズッコンいい音を出してましたよ。 その後のテイトウワの DJ もちょろっとだけ見てから帰宅。
28日
ロシアの木造高層建築。カッコよすぎる!!
31日
年末の小ネタ大掃除:
- 「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」の連中がひな祭りをジャックしたらけっこう可愛いいかも。
- 「鱈の身と鱈子を使った親子茶漬」というのを考えていたら、 同巧のものがデイリーポータルZでやられていた。 ならばと、鮭の白子とイクラを使った丼というのを考えてみたのだが、はて、 何と名付ければいいだろう。
- イタリア人美術商、エノテーカ・ピンキリーオ。
- …の中をよくみたら〜。田中芳樹の中には「なかよし」がある〜。
- 絶対に笑ってはいけない研究会。