USBチャンネル切換器

経緯
事の発端は2003年の10月。EffecTV という、ビデオカメラの入力画像をリアルタイムで加工して表示するソフトウェアを、青山 CPF studio で展示する機会があった。
EffecTVはイフェクトをいくつも持っており、今回の展示ではそのイフェクトの切り換えを来訪者にやってもらう事にしたのだが、展示企画の人から一つ注文が出てしまった。
普段は入力にキーボードを使うのだが、キーボードをそのままデンと置くのはいかにも格好が悪い。入力装置の体裁を整えて欲しいというのだ。
そこで、ソフトの名前が「EffecTV」という事もあり、テレビの操作と同じような入力装置を作りたいと思い、一昔前の、ロータリースイッチを使った、回すと「ガチャガチャ」と音がするチャンネル切換器があるといいな、と思いついた。実は同種の発想は、すでに明和電機により「ガチャコン」という名前で商品化されているのだが、これはあくまでもテレビのリモコンを置き換えるものであり、PCに接続するには一手間かかってしまうし、制約も多い。
そこで今回製作したのが、USB接続のチャンネル切換器である。