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2019年度卒業生へのビデオメッセージ〜解答

背後のホワイドボードに掲示された覆面算

 DOGS
   IT
 BEDS
+ FOR
-----
DREAM

は、そのままでは解がないのだが、メッセージが示すように「落ち着いてまわりをよく見て」みると、「F=7」というヒントがある。また、「"LET IT GO"、"LET IT BE"、どちらにも答があるはずです」と言っている。これに従い、"IT" を "GO" および "BE" に置き換えると、それぞれの解を導くことができる。

 DOGS     1326
   GO       23
 BEDS =>  8416
+ FOR    + 730
-----    -----
DREAM    10495
 DOGS     1243
   BE       89
 BEDS =>  8913
+ FOR    + 720
-----    -----
DREAM    10965

アルファベットと数字との対応関係は以下の表のようになる。

ABDEFGMORS
LET IT BE 6 8 1 9 7 4 5 2 0 3
LET IT GO 9 8 1 4 7 2 5 3 0 6

最後に掲げられたメッセージの末尾に「(BE→GO)」をヒントに、メッセージのアルファベットをまず "LET IT BE" 側の対応関係を用いて数字に変換し、それを "LET IT GO" 側の対応関係を用いて再度アルファベットに変換すると、以下の文を得る。

SO LONG, BE GOOD.

これが卒業生への最後のメッセージである。

ちなみに、「覆面算の収束率」というパズルは、このパズルを作っているとき、上記の仕掛けを満たしつつ一意解を持つ覆面算をうまく作れず、やむなく「F=7」というヒントを入れざるをえなかったときに思いついたものです。