Video4linux
- URL
- http://linuxtv.org/v4lwiki/index.php/Main_Page
- ライセンス
- GPL
概要
Linux でビデオキャプチャーをするための仕組が video4linux である。 video4linux はアプリケーションから呼び出すための統一 API を定めたものであり、それをサポートしたドライバであれば、 アプリケーションから同じ手順で呼び出すことができる。現在はその後継である video4linux2 が策定され、 多くのドライバがすでに対応している。
video4linux は略して V4L、video4linux2 は V4L2 と書く。
使い方
まずは対応アプリケーションを使ってみるところまでを解説しよう。 必要となるのは
- ビデオ入力機器
- ドライバ
- アプリケーション
の三つとなる。
ビデオ入力機器
まずはビデオ入力機器を用意しよう。実はここが一番の難関だったりするのだが、市販されている数々のビデオ入力機器のすべてが Linux で 動作するという訳ではなく、そのうちの限られた製品だけが使えるというのが現状なので、ここを間違えると、せっかく買ったのに Linux で 動かせない、という目に会いがちだ。とりわけ、日本で入手できる製品は日本人ハッカーの数の不足が原因でサポートが遅れているという事情もある。 Linux対応ビデオ入力機器にまとめた情報等をもとに、慎重に買物をしてほしい。
ここでは、ロジクールの Qcam Pro 4000 という USB カメラを 使ってみる。ただし、対応ドライバがなければいきなり接続しても動かない。接続する前にまずはドライバをインストールしよう。
ドライバ
Qcam Pro 4000 は現在 Luc Saillard によりメンテナンスされている pwc ドライバをインストールすることで使えるようになる。 もし使っている Linux ディストリビューションが配布しているドライバがあればそれをインストールすればよいが、ない場合には自分でコンパイルしてインストールする必要がある。 面倒を避けるために、最新版のソースコードを丸ごとこのページからダウンロードして、 インストール手順に従ってインストールしよう。作業は root で行う。
# tar jxf pwc-10.0.9.tar.bz2 # cd pwc-10.0.9 # make # make install
それではできあがったドライバをロードしてみよう。hotplug を導入したシステムであればこの作業は必要ないかもしれない。
# modprobe pwc fps=30 size=sif
それでは Qcam Pro 4000 を繋いでみよう。Qcam の頭についている緑色の LED が点灯すれば成功だ。
アプリケーション
あとはアプリケーションを起動して、カメラ画像が本当にキャプチャーできるかどうか見てみよう。対応アプリケーションは色々あるが、 xawtv や EffecTV が手軽だ。tvtime だとこの画面サイズではうまく動作しないようだ。
V4Lプログラミング
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