トーク:何故オープンソースソフトウェアを使わないか

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出力業従事者です。

出力業というのは、お客様からグラフィックアーツ系のソフトウェアで作られたデータをお預かりし、印刷に使えるハンコの材料を作る仕事です。

出力業では、グラフィックアーツ系のソフトウェアを特定ベンダのプロプライエタリな製品のみを受け付ける体質になっていますが、これは、プロプライエタリな製品であっても、ベンダは完璧な出力保証をしているわけではないので、製品を実際に購入して出力保証が得られてから受け付けるということをしています。ただ、ベンダ側でも、ある一定のシステム(PostScript処理系、PDF/X-1a処理系等)でテストして出荷しているので、その系を持っていれば、ある程度の出力保証はあるという、その程度の信用でソフトを選定しています。

出力業として、オープンソースソフトウェアを、グラフィックアーツ系製品の入稿用データとして受け付けるには、グラフィックアーツ系の出力過程で使われているシステムにおいてテストされたという実績がないので、積極的にテストをしようとする動機が起きないのだと思います。

そういう文面が「何故オープンソースソフトウェアを使わないか」本文で必要ではないかと思いました。

「互換性の問題」という見出しで、上記の件について書き加えました。足りないところなどあれば適宜補ってください。--Kentaro Fukuchi 2006年1月10日 (火) 15:28 (JST)