LADSPA
提供: Oss4art
- URL
- http://www.ladspa.org/
- ライセンス
- LGPL
概要
LADSPA (Linux Audio Developer's Simple Plugin API) はその名が示すとおり、音声関連のソフトウェア用の共通プラグイン仕様である。 LADSPA の仕様に沿って書かれたプラグインであれば、LADSPA をサポートするアプリケーションのどれでもそのプラグインを使うことができる。 比較的早くに共通仕様が定まったためサポートするアプリケーションが多く、またプラグインも数多く発表されている。
LADSPA の設計
LADSPA のいいところは何といってもその単純さにあるだろう。LADSPA が配布しているパッケージの中で、本当に必要なものは実は ladspa.h
すなわちヘッダファイルのみ。コンパイルの対象となるソースコードというものがない。ライブラリも生成されない。
必要なものはすべて ladspa.h
に入っている。
ただ、構成はシンプルだが仕様自体はやや複雑だ。 例えば GUI アプリケーションで使う際にパラメタを GUI で調整するときのために、各種パラメタにヒント情報を付加したりすることができる。 こういった付帯情報をすべてきちんと定義しようとすると結構面倒。
なおアプリケーションから LADSPA プラグインへ波形データを渡す手順は、データが揃い次第順次送り出してくるのが基本となっている。 そのため波形全体をリバースするといったようなプラグインはちょっと書きにくい。
LADSPA 対応アプリケーション
などなど。
関連
- plugin.org.uk - LADSPA プラグインを集めたパッケージを配布している。
- LADCCA - LADSPA 同様アプリケーション間で共通して使える、セッション情報の通信と保存のための API。
- CAPS - LADSPA プラグインを集めたパッケージを配布している。