FFTW
提供: Oss4art
- URL
- http://www.fftw.org/
- ライセンス
- GPL
概要
高速フーリエ変換 (FFT) を行うためのライブラリ。音声入力の周波数ごとの強度を調べたり、画像の滑らかな拡大・縮小などに使う。 FFT ライブラリの中では最も高速なものとして知られる。FFTW が実際に計算できるのは以下の通り。
- 1次元離散フーリエ変換 (DFT)
- 1次元離散コサイン変換 (DCT)
- 1次元離散サイン変換 (DST)
- 1次元離散ハートレイ変換 (DHT)
- これらの多次元での変換
特徴
FFTW は FFT を高速に行うために様々な工夫を施してある。最大の特徴は、FFT を実際に行うエンジン部分を、CPU ごとに最適化を施したり異なるアルゴリズムを 採用するなど複数持っており、実行時にその中から選択して適用することにある。これにより、実行環境やデータに適した最も速い(と思われる)エンジンを用いた FFT が可能となっている。ただしその分ライブラリのサイズがやや大きい。また、どのエンジンを使いどのようなパラメタで実行するかを決定する部分("plan"と呼ぶ)で若干時間がかかるので、 実効性能の要求がシビアな場合には、注意してプログラムする必要があるだろう。
関連
- Kiss FFT - シンプルな FFT エンジン。