CinePaint
URL: http://cinepaint.org/
ライセンス: GPL,LGPL,MIT (後述)
概要
グラフィック編集ソフトウェアの一つで、商用映画の制作過程に使えるよう GIMP から派生して作られた。大きな変更は、元の GIMP が色深度は RGB 8ビットにしか対応していなかったのに対し、映画制作では一般的になりつつある OpenEXR などより色深度の広い (16ビット浮動小数点数など) フォーマットに対応させたことである。これにより、工程数の多い画像処理を重ねても精度を落とすことなく編集することが可能となり、また HDR 画像へも対応できるようになった。派生直後は FilmGimp と呼ばれていたが、後に CinePaint に改名された。
採用実績
多くのフィルムプロダクションで実際に採用された実績がある。著名な作品では、『スパイダーマン』『ロードオブザリング』『ハリーポッター』『ラストサムライ』など。
ライセンスについて
CinePaint 全体は基本的に GPL でのライセンスとなるが、含まれている一部のコードは LGPL や MIT ライセンスで公開されている。CinePaint のコードを再利用する場合には、各ソースファイルに記されたライセンス規定を参照する必要がある。