オープンソースソフトウェアとは

オープンソースソフトウェアとは、簡単に言えば「ソースコードが公開されたソフトウェア」である。

一般に市販されているソフトウェアはその動作に不満があったり、機能に不足があった場合には、製作元に要望を伝えることができるくらいで、自分でそれを直したり追加したりすることは難しい。しかし、オープンソースソフトウェアの場合、ソースコードに手を入れることで自力での解決を図ることができる。また、多くのオープンソースソフトウェアではそうした修正・新機能は皆で共有することが推奨されており、世界中の多数の人々が協力してソフトウェアの改良につとめている。

オープンソースソフトウェアの入手先

多くのオープンソースソフトウェアは、Web上でそのソースコードが公開されており、それらのコンパイル環境を整えてやれば、自分のコンピューター上で利用することができる。ソフトウェアによってはコンパイル済みのバイナリが配布されているものがあり、それらをダウンロードして利用すれば、コンパイル環境がなくても利用することができる。

多くのソフトウェアは後述するように特別な OS を必要とするが、OS やコンパイル済みソフトウェアをまとめて収録したライブCDを使うと、簡単に利用することができる。

オープンOS

多くのオープンソースソフトウェアは、やはりオープンに開発されているオペレーティングシステム(OS)上で動作する。オープンOS を利用すると実行環境の構成の自由度が飛躍的に高まる。例えば美術館でのインスタレーション用に用意した PC に、 OS とアプリケーションをまるごと入れるのではなく作品専用に設定した構築した環境を導入すれば、ディスクやメモリ容量の節約ができたり、費用の削減にもつながる。

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