「生しょうが…20cm」
ふとコンビニの書籍コーナーで目にとまったこんな本を買ってみた。
『チューブタイプだから簡単便利! S&B本生 生しょうがたっぷりレシピ』(amazon)
S&B が出しているチューブ入りおろし生姜を使ったレシピ集。我が家では生姜はいつも欠かせぬお気に入り食材なので、900円というちょっと高い値にもかかわらず、つい買ってしまった。

中はこんな感じのよくあるレシピ本なのだが、ページ端になにかの目盛がついている。よく見ると…

そう、このレシピ本、おろし生姜の量はグラムでもミリリットルでもなく、cmで記述されているのだ。たしかに、計量する手間を考えると、チューブ入り食材なら長さで記してくれた方が便利だ。
そういえばチューブ入りのショートニングでは、絞り出した量が「1cm≒1g」というものがあり、これがとても便利だった。バターでも、包装紙に10g単位に目盛がついているものがあり、それにあわせてナイフで切れば秤要らずでこれまた便利。断面積が固定なら、体積は長さで記述できるので、計量の手間を少し減らすことができるようになる。さらに、長さを指示するだけなら、機械にやらせたり自動化するのも簡単になる。実際、うちの研究室でもレーザーカッターを使ってレシピを食材に直接印刷するようなことをやっていたりする。
実用性を無視したところで、レシピにいままで登場したことのない単位ってあるだろうか。