The Age of Bits - この軽薄どころか質量ゼロのもの
僕が人生で初めて味わったビットの衝撃を再現してみた。

小学4年生の頃、日立 MB-H1 のマニュアルに掲載されていた MSX BASIC 用サンプルプログラムをちょこちょこいじっていたら突然できたもの。矢印キーを押し続けていくとどんどん加速するが、それは次第に「分裂」し、やがて加速が鈍り、ついには反対方向に動き出す。これは一体なんなのか。物理的存在からまったくかけ離れたコンピュータというものの不思議さを強烈に感じた日だった。
こういうことを気軽にできるようなコンピュータが今あるのか。ウィンドウとかボタンとかに隠れてしまって見えなくなっている、ビットの本質をさらけ出す環境を用意しなければならない。
今それを意図的に設計して実現できているのは、Viscuitだけだと思う。